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遊戯王マスターデュエル構築縛り身内対戦会のススメ ~いくらしか持ってねえ編~

 

 

 

(長めの前語りを飛ばしたい方は以下の目次をご活用ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前説

 

お疲れ様です。斬進です。今回は久々にウマ娘ではなく、遊戯王の記事になります。今年はデレステエイプリルフールの記事がなかったので、ウマ娘が一切関係ない記事は去年のエイプリルフール以降1年ぶりぐらいになりますね。こいつ書くことなさすぎでは?

そもそも遊戯王はだいたい高校生ごろ、エクシーズ期中盤からペンデュラム期の終わりまで紙をしばき*1、リンク召喚の実装とそれに伴うルール変更*2で《シューティング・クェーサー・ドラゴン》を極端に出しづらくなって別のゲームに移行していった人間でした。それ以降も情報はけっこう追っていたものの、今から汎用リンクを集めるのもなぁ、と思っていたところだったのでまあマスターデュエルのリリースは渡りに船。いわゆるクラフトシステムもあるということで楽しくやっています。ガチってはないですが。

そもそも自分はどちらかというとジョニー*3なので、環境デッキのプレイングを磨いていくよりかは新しいデッキのアイデアをざくざく掘ってわーっと作って回して満足したら次のデッキ、みたいなことをよくしていました。マスターデュエルだとそれはちょっと難しいですが、それを合法的にやりつつ他人のデッキ構築も見る機会を作ることができました。他人のデッキを見るのって楽しい。

ということで長くなりましたが、今回は構築縛り身内大会『第1回軍貫杯』の記事です。のんびりお楽しみください。

 

 

 

 

 

動機その他

4月4日。マスターデュエルのデュエリストたちははやる気持ちを抑えながらアプリを立ち上げたことだろう。

マスターデュエルがリリースされてから初のカード追加。セレクションパック『ルーラーズ・マスク』と『ビヨンド・ザ・スピード』のリリースが決定していたからである。『ビヨンド・ザ・スピード』はシンクロ召喚主体のパックであり、汎用制圧として名高い《フルール・ド・バロネス》や「スピードロイド」「スターダスト/セイヴァー」の強化。そして『ルーラーズ・マスク』は「デスピア」や「魔鍵」に加えて、ネタとして凄まじい人気を誇るテーマが収録されると報じられていた。

「軍貫」。それがそのテーマの名前だった。

船の軍艦と寿司の軍艦巻をかけた*4そのテーマは、通常モンスターで最も長いフレーバーテキストを誇る《しゃりの軍貫》と、《いくらの軍貫》《しらうおの軍貫》《うにの軍貫》といったネタを重ね、黒枠であるエクシーズモンスター《弩級軍貫-いくら型一番艦》《空母軍貫-しらうお型特務艦》《超弩級軍貫-うに型二番艦》という大型艦に繋げていく。軍用船舶の建造と寿司のハイブリッド、完成されたネタ感、そして全て揃うと案外楽しいと三拍子そろったこのテーマは非常に注目されていた。されていたのである。

しかし蓋を開ければ、軍貫は最初期に刷られた5枚のみの実装だった。モンスターは上述の《しゃり》と《いくら》セットのみ、そこにデッキトップを操作してたまにおかわりを出してくれるフィールド魔法、そして貴重なサーチとデッキリソース確保の罠が1枚。それだけだった。必然的に軍貫は《いくら型一番艦》のみを主軸とするデッキになり、打点2200で素材を軍貫で賄わなければ戦闘ダメージを与えた時の効果しかない、となると、やはり苦しい立場に追い込まれることになった。拡張性も難しく、かつデッキパワーが現代遊戯王に追いついてきていない。かくして【軍貫】は更に次のパックを待つことになった――

しかし、ノーマルとレアのみで5種類、他のデッキとの混ぜ物も用意となれば、デッキビルダーの腕の見せ所ではないか。偶然にも軍貫デッキそのものに興味のある身内鯖のデュエリストは多くいた。さっそく声掛けをして、対戦会を行うことにしたのだ。デッキ構築縛り対戦会そのものは2月頭に「レガシーパック杯」*5を行っていたこともあり、かなりの人数にお集まりいただけた。

対戦会なので優勝/準優勝などの優劣はつけず、喋りながらデュエルをして相手のデッキや自分の寿司の出来に一喜一憂しよう、という空気のもとレギュレーションを構築した。

 

 

『第1回軍貫杯』のレギュレーション

※Discordの身内鯖に貼った文章をそのまま貼り付けています。

 

 

俺が1番上手く美味い寿司を作れるんだ……!第1回軍貫杯のお知らせ


【開催趣旨】

 「軍貫来るって聞いたけど5種類しかないじゃん!」
 「いくらとシャリ以外お品書きに書いてない寿司屋がどこにあるんだよ!」
 「っていうかこのフィールド魔法どう使っていいのかわかんないんだけど」

  ――じゃあ、一番いい寿司屋を決めようじゃないか!

 


【ルール】

遊戯王マスターデュエルに実装されている軍貫の関連カード5種を全て3枚搭載したうえでデッキを構成し、デュエルを行います。残りのメインデッキ・エクストラデッキを使って、あなただけのオリジナルシナジー寿司屋を作りましょう。ネタに走るもよし、不思議な回転をする寿司でもよし。

☆軍貫以外の要素で勝負するのは紳士協定でお願いします。あくまで軍貫がメインで、残りでサポートや面白シナジーを構成するのが趣旨です。

☆デッキコンセプトが被ると悲しいので、まま雰囲気を察していきましょう。

 

【追加禁止カード】

《天霆號アーゼウス》はどう考えても盤面に寿司職人ロボしか残らないので禁止になります。

さすがにいないとは思いますが、おそらく出ると突破困難かつどうしようもないので《FNo.0 未来龍皇ホープ》は禁止になります。

 

 

 

 

集まったデッキたち

 

※全員ファンデッキ構築初心者、かつ「身内対戦会だしそんな強いカードバリバリ作ってデッキ組むのはなぁ」というやや吝嗇精神でデッキを組んだためデッキレシピが甘い部分がありますが温かい目で見てください。

エクストラデッキは特に断りがない場合1枚採用です。

 

 

【太陽寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

《ラーの翼神竜》×1
《ラーの翼神竜-球体形》×1
《ラーの翼神竜-不死鳥》×1
《達磨落師》×2
サンダー・ボルト》×1
《ハーピィの羽根帚》×1
《死者蘇生》×1
《貪欲な壺》×1
《強欲で貪欲な壺》×1
《予想GUY》×3
《真実の名》×3
《千年の啓示》×2
《手札断殺》×2
《暗黒の魔再生》×2
《ポセイドン・ウェーブ》×2
《幻魔の肖像》×1
《太陽神合一》×2


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《ジェムナイト・パール》
《カチコチドラゴン》
《No.50 ブラック・コーン号》
《ガガガガンマン》
《No.104 仮面魔踏士シャイニング》
《No.57 奮迅竜トレスラグーン》
《No.85 クレイジー・ボックス》
《No.82 ハートランドラコ》
《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》
《リンク・スパイダー》
《ペンテスタッグ》
《転晶のコーディネラル》

 

《軍貫処 『海せん』》によるデッキトップ操作を《真実の名》に繋げ、かつ《しゃりの軍貫》の2000打点を《古の呪文》付きの《ラーの翼神竜》に食べさせることで打点を上げ、更に《太陽神合一》で《ラーの翼神竜》をプレイヤー自身が食べるという食物連鎖デッキ。……お気づきだとは思うが、ラーの三態は《真実の名》では特殊召喚できないのでサーチになる。

弩級軍貫-いくら型一番艦》のエクシーズ素材の有効活用法としての《達磨落師》の発見は、コンバットトリックが軍貫と相性がいいことも含めて見事。ルーラーズ・マスクで共にピックアップされたこともあり、運営もこのコンボを予見していたと思われる。また《幻魔の肖像》はミラーマッチ確定のこのマッチでは相手の計算を狂わせて面白い働きをする。

 

 

【水寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

《化合獣カーボン・クラブ》×1
《キラー・ラブカ》×2
《水精鱗-ネレイアビス》×1
《極氷獣ポーラ・ペンギン》×2
《貪食魚グリーディス》×3
フォトン・スラッシャー》×2
《ダイナレスラー・パンクラトプス》×1
サンダー・ボルト》×1
《ハーピィの羽根帚》×1
《死者蘇生》×1
《テラ・フォーミング》×1
《貪欲な壺》×1
《予想GUY》×2
《ライトニング・ストーム》×1
信用取引》×1
《墓穴の指名者》×1
《激流葬》×2
《無限泡影》×1
《単一化》×1
《神の宣告》×1
リビングデッドの呼び声》×1


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》
《ブラック・レイ・ランサー》
《イビリチュア・メロウガイスト》
《No.50 ブラック・コーン号》×2
《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》
《No.58 炎圧鬼バーナー・バイザー》
《No.70 デッドリー・シン》
《リンクリボー
《トロイメア・フェニックス》
《灼熱の火霊使いヒータ》
《ユニオン・キャリアー》

 

除去として《極氷獣ポーラ・ペンギン》を取りつつ、《貪食魚グリーディス》を上手く使えるようにした形。《弩級軍貫-いくら型一番艦》に《ユニオン・キャリアー》から装備できる《化合獣カーボン・クラブ》、リンク素材にしてルーティングを行える《水精鱗-ネレイアビス》、軍貫セットなど各種蘇生対象を相手の手札消費に合わせてご用意できる。《ダイナレスラー・パンクラトプス》は大食い芸人らしい。

価格統一もとい《単一化》は下級モンスターで無理やり《極氷獣ポーラ・ペンギン》で相打ちを取りにいき相手の被害を拡大させたり、《弩級軍貫-いくら型一番艦》でのダメージを加速させたうえでコピー元は効果で破壊できたりと小回りの利くコンバットトリック。

 


【次元霊使い寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

《火霊使いヒータ》×3
《憑依装着-ヒータ》×3
《燃え盛るヒータ》×1
《死者蘇生》×1
《フィッシュアンドバックス》×3
《予想GUY》×3
《強欲で貪欲な壺》×3
《ファイティング・スピリッツ》×2
《次元の裂け目》×3
《精霊術の使い手》×1
《魔法の筒》×1
《ポセイドン・ウェーブ》×1
《魔製産卵床》×2
《無限泡影》×1
 

弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《No.50 ブラック・コーン号》×3
《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》×3
《No.98 絶望皇ホープレス》
《水精鱗-サラキアビス》×2
《灼熱の火霊使いヒータ》
《クロシープ》×2

 

ファンデッキ対戦会では驚かれるかもしれない《次元の裂け目》3投……ではあるが、《フィッシュアンドバックス》《魔製産卵床》を使うことでカードの再利用ギミックとして投入されているのでセーフ。*6また、ミラーマッチメタとして《火霊使いヒータ》を採用したが、だいたい裏守備セットから殴られてバトルフェイズ中に一瞬寿司が流通するだけだったのはシュールポイント。

手持ちで構成したエクストラデッキの中でも《クロシープ》は展開できれば相手と自分の《弩級軍貫-いくら型一番艦》の打点に差ができるのでいいチョイス。同じカードが固めて入っているのは《強欲で金満な壺》の名残か。

 


【海鮮寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

《灰流うらら》×1
シャークトパス》×3
《ウミノタウルス》×2
《エクシーズ・リモーラ》×2
《サイレント・ウォビー》×2
《カッター・シャーク》×2
《揺海魚デッドリーフ》×2
《死者蘇生》×1
《ギャラクシー・サイクロン》×2
《予想GUY》×2
《運命の一枚》×1
《金満で謙虚な壺》×2
《デーモンの斧》×2
《エクシーズ・ユニット》×2
《熱き決闘者たち》×2
《切り裂かれし闇》×3
《ポセイドン・ウェーブ》×2


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《No.50 ブラック・コーン号》
《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》
《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》
《No.59 背反の料理人》×2
《No.60 刻不知のデュガレス》×2
《トロイメア・ケルベロス
《トロイメア・フェニックス》
《トロイメア・ユニコーン
《破械雙王神ライゴウ》
《アクセスコード・トーカー》

 

魚族でメインデッキの残りの大部分を固めた風味フレーバー重視の寿司。基本的には《弩級軍貫-いくら型一番艦》を何かしらでパンプアップしてかましていく。《ウミノタウルス》で貫通を付与することで《弩級軍貫-いくら型一番艦》の効果を安全に発動しやすくしているのもポイント。

こだわりどころは《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》。ランク4主体のデッキが多いという点を読んでの投入はまさしくワンポイントリリーフ。

 


【炙り虫寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

《増殖するG》×2
《レッド・リゾネーター》×3
《灰流うらら》×1
インフェルノ》×3
《炎妖蝶ウィルプス》×3
《業火の重騎士》×1
《真竜皇アグニマズドV》×1
サンダー・ボルト》×1
《ハーピィの羽根帚》×1
《死者蘇生》×1
《テラ・フォーミング》×1
《予想GUY》×3
《G・ボールパーク》×3
《切り裂かれし闇》×3
《御前試合》×1
《エクシーズ・トライバル》×1


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《No.50 ブラック・コーン号》
《No.59 背反の料理人》×2
《No.41 泥酔魔獣バグースカ》
《クロノダイバー・リダン》
《No.60 刻不知のデュガレス》×2
《トロイメア・ケルベロス
《トロイメア・フェニックス》
《灼熱の火霊使いヒータ》
《トロイメア・ユニコーン

 

《G・ボールパーク》からレベル4モンスターを3体展開するコンボを基本としつつ、炎属性で統一することで《インフェルノ》や《真竜皇アグニマズドV》のコストを確保する。リソースに関しても《切り裂かれし闇》でしっかり確保している実戦向き寿司。ミラーマッチに強く他のデッキでも採用されている《灼熱の火霊使いヒータ》も、上述のコンボや《レッド・リゾネーター》の効果により寿司を消費せずとも呼びやすい。

さりげなくピン差しのオシャレ枠《エクシーズ・トライバル》は、《弩級軍貫-いくら型一番艦》の弱点のひとつである「エクシーズ素材を取り除けない」を耐性と突破力に変えることができる名脇役。素材をいかに墓地に送るかではなく、そのままの素材を活かすかに視点を移したナイスチョイス。

 


【びっくらポン単発無料】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

インフェルノ》×1
《BF-精鋭のゼピュロス》×1
《デーモン・イーター》×1
《H・C サウザンド・ブレード》×1
《光天使セプター》×3
《光天使スローネ》×3
《SRメンコート》×1
《未開域のチュパカブラ》×1
《グリッド・スイーパー》×1
《クロノダイバー・ベゼルシップ》×2
《占い魔女 スィーちゃん》×1
サンダー・ボルト》×1
《死者蘇生》×1
《モンスター・スロット》×3
《予想GUY》×3
《簡素融合》×1
《団結の力》×1
《リビング・フォッシル》×1
ライジング・オブ・ファイア》×1
《熱き決闘者たち》×1


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《無の畢竟 オールヴェイン》
カルボナーラ戦士》
《甲纏竜ガイアーム》
《No.50 ブラック・コーン号》
《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》
《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》
《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》
《塊斬機ラプラシアン》×2
《アンダークロックテイカー》
《トラックブラック》
《トロイメア・ユニコーン

 

《モンスター・スロット》によるリソース供給とエクシーズを主眼に置いたデッキ。レベル4は腐らないようなカードを1枚ずつ入れていくことによって、ダストの節約と何が起こるかわからない楽しさを両立する。《貪欲な壺》が入っていてもよさそう。

《クロノダイバー・ベゼルシップ》は寿司を握ったあとにネタかシャリだけ食って飛んできて更なる展開に繋げてくれる。《塊斬機ラプラシアン》は効果使ったら星4つ書いてあって2000/0で発動する効果がなくなるので実質シャリ。

 

 

【未来寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

D-HERO ディスクガイ》×1
D-HERO ダークエンジェル》×1
D-HERO ディバインガイ》×1
D-HERO ドローガイ》×1
《占い魔女 スィーちゃん》×2
E・HERO リキッドマン》×1
D-HERO ダッシュガイ》×1
D-HERO ドレッドガイ》×1
D-HERO Bloo-D》×1
サンダー・ボルト》×1
《融合》×2
《死者蘇生》×1
《デステニー・ドロー》×1
《予想GUY》×3
《シャイニング・ドロー》×1
フュージョン・デステニー》×3
《ライトニング・ストーム》×1
《リビング・フォッシル》×1
《マスター・ピース》×1
リビングデッドの呼び声》×2


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
E・HERO アブソルートZero》
D-HERO ディストピアガイ》
D-HERO ドミネイトガイ》
《No.39 希望皇ホープ
《No.50 ブラック・コーン号》
《No.80 狂葬覇王ラプソディ・イン・バーサーク》
《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》
《塊斬機ラプラシアン
《CNo.39 希望皇ホープレイV》
《No.93 希望皇ホープ・カイザー》
《ユニオン・キャリアー》
《転晶のコーディネラル》

 

フュージョン・デステニー》で寿司屋の大将こと《D-HERO ドミネイトガイ》を出し自分のデッキトップ5枚を確認して積み込んだあとに相手エンドに自壊することによって、後継者3人を出してデッキを掘り進めつつ寿司を探すデッキ。《いくらの軍貫》の効果に合わせやすい、《ユニオン・キャリアー》の効果で寿司をパンプアップして上から殴りに行きやすいという利点がある。オシャレ枠の《シャイニング・ドロー》も店名にかけつつデッキの上を確認してランク4、という動きにマッチしている。

問題は初動がはっきりしすぎていることとD-HERO部分だけでもリソース差で相手を圧殺できること。寿司はダメージソース。*7

 

 

【閃刀寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

《閃刀姫-レイ》×3
《閃刀姫-ロゼ》×2
《閃刀機-ホーネットビット》×1
《閃刀起動-エンゲージ》×2
《閃刀機関-マルチロール》×1
《閃刀術式-アフターバーナー》×2
《閃刀術式-ジャミングウェーブ》×1
《閃刀機-シャークキャノン》×1
《閃刀機-ウィドウアンカー》×2
《閃刀機-イーグルブースター》×1
《ハーピィの羽根帚》×1
《増援》×1
《予想GUY》×3
《闇の量産工場》×2
《死者蘇生》×1
《おろかな副葬》×2
《錬装融合》×1
《闇の増産工場》×1


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《閃刀姫-カガリ
《閃刀姫-シズク》×3
《閃刀姫-カイナ》
《閃刀姫-ハヤテ》×2
《閃刀姫-ジーク》
《No.50 ブラック・コーン号》
《トロイメア・フェニックス》
《トロイメア・ユニコーン
《アクセスコード・トーカー》

 

大胆にも【閃刀】と寿司を取り合わせた逸品。レベル4の《閃刀姫-レイ》を確保しやすい、という利点は大きく、試遊でもかなりの安定感と勝率を誇った。

難点は軍貫をメインモンスターゾーンに展開したことによって「閃刀」魔法カードの発動条件を満たせなくなることが数回あったことと、閃刀部分だけで*8軍貫ミラーマッチを完封できてしまうこと。トドメのダメージが足りない時以外は軍貫が邪魔になるという危険性を考慮した結果閉店になり、本番当日に使われることは無かった闇寿司。

 

 

【星杯寿司】

《しゃりの軍貫》×3
《いくらの軍貫》×3
《軍貫処 『海せん』》×3
《気まぐれ軍貫握り》×3

《星遺物-「星杯」》×2
《星杯に誘われし者》×3
《星杯に選ばれし者》×2
《星杯の守護竜》×2
《星杯の妖精リース》×2
《星杯を戴く巫女》×1
《増殖するG》×1
サンダー・ボルト》×1
《死者蘇生》×1
《星遺物を継ぐもの》×2
《星遺物を巡る戦い》×2
《予想GUY》×3
《ライトニング・ストーム》×1
《星遺物の導き》×1
《バージェストマ・ディノミスクス》×2
《幻影騎士団ロスト・ヴァンプレイス》×1
《量子猫》×1


弩級軍貫-いくら型一番艦》×3
《No.50 ブラック・コーン号》
《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》
《No.80 狂葬覇王ラプソディ・イン・バーサーク》
《幻影騎士団カースド・ジャベリン》
《星杯竜イムドゥーク》×2
《星杯剣士アウラム》×2
《星剣士リイヴ》
《アンダークロックテイカー》
《トロイメア・フェニックス》
《トロイメア・ユニコーン

 

《予想GUY》が共有可能なバニラを搭載できる【星杯】を入れ、サーチ可能な蘇生カード《星杯の守護竜》《星遺物を継ぐもの》を使ってとにかく横に並べていく、というコンセプトだった寿司屋。貴重な妨害枠兼打点を通す枠として入れた《幻影騎士団カースド・ジャベリン》が思いのほか強く、《弩級軍貫-いくら型一番艦》と横並びできれば無類の強さを誇った。

問題はとにかく1ターンが長く、かつエクストラデッキの枠が最初からなぜか12枠しかないためリンクモンスターが足りないこと。《弩級軍貫-いくら型一番艦》を出したところで《アンダークロックテイカー》以外の軍貫ギミックがあるわけではなかったが故に弱い動きをしないためには軍貫に召喚権を割けず、《星遺物-「星杯」》を強く使うために入れた《星杯の妖精リース》を墓地から回収して召喚し続けるハメに。このままではいつか軍貫を引いて事故る経験をして寿司を嫌いになりそうだったので閉店、闇寿司化。

 

 

 

 

 

感想

様々な事情で2週間ほど延期があった影響はあったが、概ね穏やかに対戦会は終了した。「デッキパワーは空気を読みながら」という難しい制約はあったものの、各々様々なアプローチから寿司デッキを握ることができたのではないだろうか。

企画段階での留意点だが、こういう対戦会は旬を逃すと事前の試技で満足してしまいがちなので、企画から実施までは1週間ほどが一番いいのではないかと感じた。大切なのはスピード感と「やれる」と思わせる感覚。これからも何か面白そうなカードが実装されたときやデッキ構築が分かれそうなカードを見つけた際にはそれとなく企画を立ててみるのもいいかもしれない。

 

 

 

 

 

 

後書き

というわけでデュエル記録というよりもデッキレシピ紹介記録でした。本当は制作者に色々詳しく聞いたものをきっちり載せたかったんですが、手をつけはじめたのが日付回ってからとかだったので仕方ない。

もし「こんな軍貫デッキなら面白いんじゃないか」とか「俺のほうが上手く寿司を握れる」とか思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ軍貫というデッキを組んで回してみてください。そして残りのカードを早く実装してくれと運営にアンケートを送りましょう。その上でもしよろしければ、こっそりデッキレシピを教えていただけると個人的に喜びます。練られたデッキレシピを見るの、小説を読む時ぐらい楽しいので。

カード名打ちすぎて両手首がだいぶ痛いです。今月末のチャンミ記事遅れるかもしれません。頑張ります。

では、また何か思いつきましたら。

*1:アナログTCGプレイヤーは実際に紙をプレイすることを「紙をしばく」と言います。少なくとも私は言います。

*2:エクストラデッキから出すモンスターはエクストラモンスターゾーン又はリンク先のモンスターゾーンにしか出せない。現在ではこの縛りはリンクモンスターとエクストラデッキからペンデュラムモンスターを出す時にしか適用されないが、リンク召喚登場時は全てのエクストラデッキからの特殊召喚がこの縛りを適用されていた。

*3:MtGで有名なプレイヤー分類、「ティミー/ジョニー/スパイク」。この場合のジョニーはざっくり言うとオリジナルコンボやオリジナルデッキなど、奇抜なものや目新しいものを作ることを楽しいと感じる人のこと。

*4:艦の漢字が貫なのは寿司の単位とかけていると思われる。

*5:その名の通り、レガシーパックから出たカード等の「分解不可カード」のみで構築するという縛り対戦会。帝やホープなどのカードを禁止した結果、和気藹々とした小学生のカードの叩きつけ合いが発生した。

*6:なお《マクロコスモス》でなく《次元の裂け目》を採用したためエクシーズ素材が除外されない。

*7:上述の《ドミネイトガイ》自壊から3枚ドロー+通常ドローで《いくらの軍貫》を引いてくることができれば、レベル4D-HEROと《いくら型一番艦》を作り2回攻撃付与、残りの2体で《ユニオン・キャリアー》を作って何がしかを《いくら型一番艦》に装備して1000+3200+3200で7400。《いくらの軍艦》を自身の効果で特殊召喚できる盤面を作ったり蘇生カードなどが絡んだりとすれば簡単に打点が足りる。

*8:というよりも《閃刀姫-カイナ》と《閃刀機-ウィドウアンカー》で