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困ったときは遺書としてお使いください

ガチってない人から見たレオ杯オープンリーグの空

 

 

 

(諸々を飛ばしたい方は以下の目次をご活用ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前説

 

お疲れ様です。斬進です。1ヶ月ぶりなのは今までに比べればお久しぶりです、と書かなくていい更新頻度でしょう。前にも書いたけど毎日のようにブログ更新する人人生にイベントがありすぎるんじゃないでしょうか。羨ましくもある。

本日はなんだかんだ続いているウマ娘PvPイベントであるところのチャンピオンズミーティング、8月開催分であるレオ杯の個人的な備忘録を書いておこうと思ってキーボードを叩いています。今回は前回のテンプレがあるぶん書くのがすごく楽です。うれしい。

前回チラッと「エンジョイ勢……?」みたいなことを言われたのですが、ガチ勢ではないです。結局あれからも最高レアリティ確定有償限定10連以外は課金していませんし*1、グレード行けるだけの育成手持ちがないからオープンリーグ、というわけであって別に「オープンリーグだったらボロいからこっち行こう」みたいなアレではないですし。ただ、限られた8200点というスペースにいかに勝利手段を詰め込むかという作業がTCGのデッキ構築っぽくて楽しいのと、やるならある程度戦術を研究したほうが楽しんでプレイできる*2ので、少し情報を集めているだけです。ただ想像していたものと違う、という意見も納得したので記事タイトルは少し変えました。ごあんしんください。

あと今回は前回と違ってリアルタイム執筆に挑戦したうえ、かなりぐだぐだ悩んでいたので前半のぐだぐだパートが長くなっています。よりによって悩む回でそれをするな。

 

先月のキャンサー杯はこちら。

zanshinm9.hatenablog.com

 

 

 

レオ杯基礎スペック

 

阪神レース場・芝・2200m(中距離/非根幹距離)・右回り・夏・晴れ・良 。

モチーフは宝塚記念

序盤終わりに上り坂があり、その後は下り坂判定されないレベルのゆるゆるとした傾斜で下がっていく。中盤入ってそこそこで第1・第2コーナーを曲がり、やや短い直線が入って第3コーナー。このコーナーの後ろ寄りに終盤開始地点があり、そのまま最終コーナーを曲がって終盤の半分ほどが最終直線。ラスト200m地点付近に序盤に通った坂をもう一度上ってゴール。ただし、序盤の坂でスキルが発動してしまうためか終盤のほうの坂では上り坂スキルは発動しないもよう。

 

 

 

見渡したメタ(1)と動機

 

チャンピオンズミーティングレオ杯は、月の頭に始まった。8月1日、レオ杯が下旬開催予定だという公式告知があったのだ。中距離2200m。短距離でもダートでもなく、最初以来の中距離レース。さすがに短距離は芝だとGⅠレースが2択*3、ダートは適性のあるウマがかなり少ない*4となると、レースの数が純粋に多い中距離を消化していって詰まりを防ぐというのは正しい判断だと思った。

モチーフとなった宝塚記念が8月なのに*5トレンドに入るといった珍事を引き起こしながら、早めの発表に全員がざわついていた。準備期間が長いということは、それだけメタは回る。育成に時間を割けないトレーナーや情報を積極的には集めていないトレーナーも育成が間に合う。中距離という最もスタンダードな距離であることを考えると、やはり激戦が予想された。

序盤のメタは、基本的に前回と変わらなかった。【地固め逃げ】に【蓋逃げ】か【先行】、今回は距離もある程度長いので【差し】はメタが回転すれば取ることができるだろう。前回は最終的に逃げへのガードが当初よりもかなり下がって先行が増えたので差しが活躍できなかったが、今回は前回を踏まえて回るはずだ。

ただし、追込バは前回よりもさらに苦しいという下バ評だった。非常に有用な加速スキルであるタイシン専用追込加速金スキル《迫る影》が「終盤の直線で加速力アップ」だが、最終直線開始時点はコースの関係上既にほぼ終盤加速しきった後というのがひとつ。もうひとりの追込バ筆頭であるゴールドシップの覚醒スキルである《下校後のスペシャリスト》が、下り坂がないせいで発動できないというのがひとつ。総じて追込を入れる理由が《不沈艦、抜錨ォッ!》と《疾風怒濤》ぐらいであり、後者は終盤で順位ではなく距離でかなり後ろのほうにつけている必要があるのではないか、と発動条件の推測がされているのでかなり難しいスキル。中距離で極まったウマしか走らないであろうチャンピオンズミーティングではそこからの挽回はかなりブレるのではないか、という不安定さが目立つのがひとつ。ということで、やはり追込は走って回復スキルを別に調達したゴールドシップではないだろうか、という意見が多く見られた。

【地固め逃げ】*6の新系列に名を連ねたのは[ぶっとび☆さまーナイト]マルゼンスキーである。「終盤以降のコーナーで先頭の場合」である加速スキルの《アングリング×スキーミング》に加えて、中盤~終盤に先頭でなくても発動できるスピードアップ固有の《グッときてChu☆》が存在することにより中盤ハナを奪ってキープすることができる。中盤のスピードスキルを十分に積んだうえで回復スキルを《スリーセブン》1つに絞り、終盤開始前後に固有を発動させるという案さえ浮上していた。スタミナが足りるかは試算していないが。そうでなくとも順位条件が緩いため、先頭維持能力は高くなりそうだった。覚醒で貰える《じゃじゃウマ娘》を活かすには《地固め》+諸々と《先駆け》あたりで大きめにスタミナを消費し、序盤ラストで発動する《じゃじゃウマ娘》の回復を可能な限りオーバーヒールにしないなどの工夫は必要そうではあったが、非常に有力に見られていた。

そして猛威を振るった前回のエルコンドルパサーの後継と見られたのがオグリキャップだった。【地固め逃げ】のカウンターとして用意される【水着マルゼン】の最大の欠点は他の【地固め逃げ】系と同じく、終盤以降はスピードそのものを上げるスキルに乏しく《アングリング》で加速を上げた後は地力勝負になりやすいという部分である。さらに今回のレースでは最後200mに坂があり、生半可なウマではスピードが落ちてしまう。その速度が下がりやすい部分を固有を用いて(1位または6位以下でなければ)何事も無かったかのように走れる、というのが非常に強力な点で、200m地点で既に1位であれば逃げが沈んでいるはずなのでそのまま押し切りに行けるという強みがあった。スキル発動タイミングはやや終盤開始からは遅れるものの、通常マルゼンスキーの固有である《紅焔ギア/LP1211-M》*7タイキシャトルの《ヴィクトリーショット!》*8と共に前へ進出して差をつける、という形がポピュラーらしい。しかし、それ以外の部分はかなり個人差があった。前回のキャンサー杯ではコーナーが第3・第4コーナーだけというのもあって《弧線のプロフェッサー》が汎用コーナー加速として丸かったが、今回は第1・第2コーナー側で発動して終盤前後の位置取りに使われない可能性もあり、《スピードスター》*9や《アガってきた!》*10などの存在もあって、どんな状況を想定して少ない金スキルスロットをどう割り振っていくかが非常に難しい育成となっているようだった。最終以外のコーナーで発動するリスクをどう評価するか、代替スキルの有無などがかなり難しそうではあった。また、終盤に加速する他のスキルを積んだうえで、という前提はつくものの、通常衣装マックイーンの《貴顕の使命を果たすべく》にもにわかに注目が集まっていた。

……そして私の手元には、いつの間にかいたオグリキャップタイキシャトルと、特別ミッションのメイクデビュー☆3チケットで手に入れたマルゼンスキーがいた。SSR賢さファインモーションは《右回り○》を、900万DL記念チケットでようやく1枚目を引いたSSRスタミナスーパークリークは《良バ場○》をくれる。前回も差し込んだSR賢さフジキセキは《夏ウマ娘○》をくれるし、友人に《アガってきた!》持ちのSSRパワーヤエノムテキを貸してくれる人もいた。

かくして前回と同じ、「やれないならやらないが、やれるならやる」の御旗の下。果てしなく長い旅が始まることになったのだ。

 

 

 

オープンリーグ机上論 ~不安の言い訳~

 

オグリキャップ因子用のマルゼンスキータイキシャトル*11を周回しながら、8月の第1週を過ぎたあたりでメタを見渡した。もちろん、オープンのではなくグレードのメタにはなるが。

逃げはかなり水着マルゼンスキーセイウンスカイに偏っている。水着マルゼンスキーはやはりレース半分以降で先頭じゃなくても発動するという固有が強力で、大抵の逃げがそこでハナを奪われ潰される。セイウンスカイは《脱出術》を(SSRスタミナセイウンスカイ以外で)確保できる貴重なウマ娘であり、《アングリング》が自前なため他ウマ娘の《アングリング》よりも加速アップ性能が高いという利点がある。

先行の筆頭はやはりオグリキャップ。自前の《食いしん坊》があるうえで固有で最終の上り坂を越えられる。タイキシャトル固有もとある有名ツイッタラ*12のツイートにより話題にはなったが、2位以上で発動しないのは不安材料。逃げ水着マルゼンスキーをやらないのであれば先行に改造した通常衣装マルゼンスキーもあり、という感覚。

そしてやはり逃げ・先行にTier1が存在すると運が絡んでくるのが差しのポジション。思いっきり運ゲーと割り切って《紅焔ギア/LP1211-M》に加えて《レッツ・アナボリック!》*13を入れて6位ガチャを開催するという戦法もキャンサー杯から引き続き存続していた。その上で、差しの鉄板である《汝、皇帝の神威を見よ》が等倍で打てるシンボリルドルフや、やや条件は厳しいもののオグリと同タイミングで固有を発動できるウオッカ、そもそもメジロライアンを等倍で打てば最強などが考案されているようだった。

追込に関してはやはりほぼゴールドシップ。《不沈艦、抜錨ォッ!》から位置取りを上げていき、《レッツ・アナボリック!》と《紅炎ギア/LP1211-M》でハイパースパートをかける形がテンプレートとされている。

 

――しかし、これはどこまでいってもグレードリーグの話だ。オープンリーグには8200点の天井がある。スキルとステータスは、完全には両立できない。

現在の逃げに必須とも言える《コンセントレーション》と《アングリング×スキーミング》、【地固め】のテンプレセットである《地固め》と緑スキルが3つあるいは妥協して2つ*14。この時点でかなりスキルリソースを圧迫しており、スピードとパワーを800程度まで上げると適性有り含む金スキルを2つ取るためにはかなり根性とスタミナを下げる必要がある*15。しかしルームマッチ勢の意見として「地固めウンスはスタミナ600+金回復でも足りない」というものもあり、スタミナトレーニングをすると勝手に根性が上がってしまうのもあって実際にそこまでステータスを下げられるのか、そしてスピードが800で足りるのかが不安視されている。

さらに《コンセントレーション》以外の金スキルを1つに妥協する場合、序盤は《地固め》で賄うとしても中盤か終盤のどちらかを捨てることになり得る。中盤は《脱出術》など、終盤は《末脚》か各種固有になると思われるが、おそらくどちらかしか選べないとなった場合に強いのか。

オグリキャップの不安要素は育成シナリオにある。オグリキャップの育成はGⅠレースを多く走る必要があり、途中で1着を特定期間内に2回取ることも要求される。そのため固有スキルのレベルを下げづらく、最も楽に評価点リソースを獲得できる固有レベルアップ回避がしづらくなっている。

追込のゴールドシップも、《アガってきた!》等で固有発動直後からじりじり順位を上げてから《紅焔ギア/LP1211-M》で急加速のほうがアナボリックの発動待ちよりも強いのではないか……?

 

とはいえ全ては机上論であり、そしてマッチングの上下ブレでもある。前回も書いたように、開催前の時点で研究をしないトレーナーや、育成で偶然できたB以下の適性有りウマを走らせるタイプのトレーナー。自分の担当ウマ娘を何としても走らせるトレーナーだっている。

本当に育てた地固めスズカは非地固め水着マルゼンスキーに容易く潰されるのか。オグリキャップは固有レベルをどこまで低く抑えられるか。環境にどこまで先行ウマとデバフが増えて、ゴールドシップは何位で1100mを通過するのか。負けるのであれば逃げを抜く必要がある以上、先行か差しを追加するためのリザーブ育成をする必要もあるのではないか。何もわからないまま育成をするしかなかった。

 

 

 

見渡したメタ(2)

レオ杯リーグ登録まで10日を切ったあたり。私はしばらくぶりにTwitterでメタを周回していた。課題は主にどのウマが出走するかのメタが変遷しているか*16と、先行オグリキャップに持たせる2枚目の金スキルである。1枚は回復のための《食いしん坊》か《円弧のマエストロ》で、もう1枚を速度スキルにする場合前述した通り《弧線のプロフェッサー》《アガってきた!》《スピードスター》《キラーチューン》などと様々な択が存在する。どれもやろうと思えば借りられるため、決めあぐねていたのだ。

そしてオープンリーグのメタを眺めた結果、育成されたウマ娘の画像はレオ杯発表初期とは明らかに異なるものになっていた。

スキルが少ない。固有のレベル下げはそこまで重要視されず、金スキルはあって回復1枚。残りはあらかた加速用の継承固有と緑スキルに割り振られ、おそらくスキルポイントはだだ余りになったであろうウマ娘たち。レース中に発動するスキルを最低限に削ぎ落とし、そのぶんをステータスに割り振った質実剛健身体が資本なウマたちの割合が明らかに増えていた。

要するに、スピード必要量は長距離でやや緩和される*17が、スタミナは距離が長くなればなるほど必要量が増える。単純に必要ステータス数値の合計量が増えるのであれば、賢さや根性を減らすのではなくスキル枠を減らすべき。《地固め》もあれば嬉しいが、距離が長くなるにつれて相対的にスタートダッシュ成功の恩恵は下がる。なら逃げすら、《地固め》ではなく水着マルゼンスキーによる中盤加速でハナを奪いに行ったほうがいいのではないか。さらに、徐々に先行の必要スタミナ量の多さからスタミナデバフ戦術が有効に機能しうる、という研究結果が出回りはじめ、素のステータスの重要性が改めて認識されてきたという部分もある。固有と少ないスキルと高ステータスで殴る、という結論は、シンプルかつ私にとって絶望的な結論である。

練習効率を上げるには、育成ウマ娘のチョイス以外にはサポートカードに何を採用してどれだけ重なっているかが重要だからだ。今の自分の手持ちでは、おそらくオグリのスピード/スタミナ/パワーを全てAランクに押し上げることは到底不可能。戦術が通用しないとなると、メタ読みすらどうにもならない。ただ良いウマを持っているか、良いサポートカードが重なっているか、適性Sが取れているか。そうなるとほぼ無課金勢としては非常に肩身が狭くなる。

あるいは、今までもずっとそうだっただけなのかもしれない。オープンリーグは逃げウマ以外はチキンレースが上手く行くかとウマのチョイスを間違えないかが最も重要で、勝ちを目指すにおいてスキル構成と戦術に拘泥していたほうが珍しいのかもしれない。どことなく諦観を抱きながら、それでも私はステータス振り型先行オグリキャップの育成を始めた。できる可能性があるなら、しない訳にはいかない。作っておかなければ差し替えることもできない。座して死を待つほど諦めは悪くなかった。

 

 

 

光明、兼絶望

しかし、結局構成の良い落としどころは見つからない。水着マルゼンスキーの中に下手な逃げを出すと競り合って加速してしまうため、先行エースなら逃げを出さないという選択肢も十分にある。最も走りそうな形ができているのが先行オグリキャップであることを含めると、その可能性の考慮は避けては通れない。しかし、先行オグリキャップと差しグラスワンダー*18とあと1人、逃げを抜いて他に出すウマが問題だった。差しは綺麗に抜け出すのにかなりの運が必要かつ《レッツ・アナボリック!》の準備が必要*19で、闇雲に2枚出しても勝ち手段をいたずらに減らすだけになりかねない。追込は兼ねてより書いている通り上手く勝ち手段になりやすいのがゴールドシップで、他に持っている追込がヒシアマゾンということもあり有効打となり得るかにやや疑問が残る。先行の2枚目は外枠を引いてオグリを潰す可能性もありやや不安。逃げが最も勝ちやすいという気持ちがあるが、どうやって水着マルゼンスキーに対抗するか。

 レオ杯前最後のガチャ更新でも決定的な結論は出ず*20、手持ちで水着マルゼンスキーへの対策とある程度の勝算を両立できる選択肢はひとつになった。すなわち、サイレンススズカではなくダイワスカーレットを採用する形である。

【地固め逃げ】でありつつ、中盤加速に固有である《ブリリアント・レッドエース》*21を水着マルゼンスキーと同じようにポジションキープに使い、さらにもう1枚の金スキルを中盤速度系に割くことである程度2番手以下でも前に出やすくする。前回も見られた【蓋ファル子】や【蓋バクシンオー】と同じだが、前回と違い中距離であるため覚醒スキルの《キラーチューン》が機能することや、因子の準備が不必要であることからかなり気軽に手を掛けることはできる。それでいてレースの方はかなりスキル発動タイミングや相手のステータスなどのお祈り要素は増えるが、中盤に加速できず置いて行かれるよりはまだ勝つ、あるいは後続のために蓋をする算段が見込める。

しかし問題は育成内容だった。《地固め》と緑スキルや《集中力》を合わせて3つを取る必要があり、さらに勝ちを狙うなら《アングリング×スキーミング》が必要。そして手持ちにセイウンスカイがいない以上、1日3回のレンタル権をフルに使ってもそこまで行ける回数が何回あるか。さらにヒントが根性トレーニングなどで集中的に光ったりすれば、最終的なステータスは微妙なものになる。トリプルティアラとエリザベス女王杯というGⅠ4回出走がクラシックにあり、固有レベルもかなり下げづらい。だが、やらないわけにはいかない。オグリキャップが(結局スキルが多めにはなってしまったが)そこそこに満足のいくものができたこともあって、ひたすらダイワスカーレットの育成を回した。

最終的には先行と差しを固定しつつ、3枠目をフレックスとして様子を見ながら変えていく形で決定した。全体的にステータスが足りない、特にオグリキャップ以外はマエストロが発動しなかった場合スタミナが尽きるという問題はあるが、今後優秀なスタミナサポートを引けることを祈りながら開催を待った。

 

 

 

育成したウマたち

 

・地固め釣りダスカ

870-672-712-332-368 適性A-A-A 8199点

ブリリアント・レッドエース》 Lv2

《アングリング×スキーミング》

《円弧のマエストロ》

《キラーチューン》

《集中力》

《地固め》

《右回り○》

《良バ場○》

《一匹狼》

 

《地固め》は《一匹狼》と《集中力》が両方不発になると発動しないやや不安定仕様、かつ《マエストロ》が発動しない場合ややスタミナに不安が残るがかなりこれでも手元の育成としては限界。可能なら《非根幹距離○》か《阪神レース場○》が欲しかった。ただ今回は《地固め》の打率が極端に悪く、《地固め》を引いたのは20人近く育成してこのダイワスカーレットで3人目。やはり自前でセイウンスカイは必須なのか。

 

 

・先行オグリキャップ

902-688-685-282-383 適性S-A-S 8135点

《勝利の鼓動》Lv3

《紅焔ギア/LP1211-M》

《ヴィクトリーショット!》

《食いしん坊》

《レースプランナー》

《テンポアップ》

 

《レースプランナー》の運には勝ったが《マエストロ》は完走できなかった、芝と先行Sは引いたが中距離Sは引けなかった、と様々な後悔はあれど、さすがに回復2枚。これでもやはりスタミナ削り系のデバフを投げられまくると足りなくなるが、それはもうどうしようもないと思わないでもない。なお、今回採用候補に挙がっている中で最もスピードが高いのがこの先行オグリキャップであるあたりに筆者の育成下手さが見て取れる。

 

 

・差しグラスワンダー

803-655-766-340-403 適性A-S-A 8160点

精神一到何事か成らざらん》Lv3

《汝、皇帝の神威を見よ》

《円弧のマエストロ》

《乗り換え上手》

《独占力》

 

金スキル3つ型。別名《乗り換え上手》ガチャ。ただしそれに失敗しても《独占力》で前のサポートができるのは偉いところ。なお、前回のキャンサー杯とは違い固有衣装を手に入れた*22

 

 

 

本番の記録

 

レオ杯を観戦しながら取ったメモをおおむね無編集で垂れ流す。

前回と変わらずマッチングは基本的に各ラウンドの開始直後12時半ごろ、または午後7時~0時の間に回している*23

 

1回戦1日目1回目(5-0) 

・ダスカ2-オグリ1-グラス6
   地固め蓋ファル子とか先行/差し/追込牽制+全ためらい+八方睨みネイチャとか。いや最初からボスラッシュみたいなの来たぞ。本譜はファル子よりうちのダスカが前に行き、じりじり下がっていく他の逃げ勢を3コーナー手前でオグリが潰す。内枠の優位を活かしてダスカが残り200mまで1位をキープしたことでオグリの固有が発動。後ろの差しスペちゃんを引き剥がした。
 ・ダスカ8-オグリ1-グラス3
   グラス掛かり。スピ920あって《わやかわ》のおかげでスタミナがだいぶ足りてそうな水着スペちゃんとか、先行会長とか。先行会長は先行めっちゃ増える読みなのかな。オグリが先行の中で最内を引き、コース取りがやや厳しい展開。逃げが1人のためスピードが上がり切らないが、ルドルフが2番手でもたついたところで《ヴィクトリー》+《紅焔ギア》セットを発動したオグリが4コーナー立ち上がりで2人を抜き、そのままゴール板。よく見たらこの会長《独占力》持ってたから、先行のスタミナを削った上で自分は下がる前提だったのかもしれない。
 ・ダスカ1-オグリ4-グラス2
   オグリ出遅れ。逃げ嫁マヤノとか、スピ1000越え《マエストロ》《一文字》《一陣の風》先行グルーヴとか。そして先行6人いてオグリが1枠1番。なんだってんだ。さらにそこからオグリが出遅れ、なんか回復不可能な気がしなくもない立ち上がり。さらに逃げが《地固め》持ちじゃないためそこまで競らない。《アングリング》をしっかり踏んで、大外からうちのオグリとうちのグラスが突っ込んでくるが既にうちのダスカはセーフティリード。やっぱり直線系は発動タイミング不安がキツい。
 ・ダスカ1-オグリ6-グラス8
   923-808-794-330-291に《逃げコツ》《アングリング》《逃亡者》だけというマッシヴファル子とか、《マニューバ》積んだ差しオグリとか、緑じゃなくてオレンジで踏みにくる地固めブルボンとか。ポジション争いの末にどうにかダスカが向こう正面時点でのハナを確保し《STARDOM》を防ぐ。あとは《アングリング》《独占力》から逃げられなかった相手はバ群に沈むように溶けてゆくように。ダスカは固有もいらない逃げ切り2バ身。オグリは相手のオグリより内枠だったのもあり逃げに一生ブロックされ、グラスは《乗り換え》タイミングが遅かったもよう。
 ・ダスカ1-オグリ3-グラス2
   ついに現れた水着マルゼン……ではあるがスタミナ450+《マエストロ》。これは単発で引いちゃって育成間に合わなかったやつかもしれない、と思いきや同じチームにスズカもいた。脚質3-5-1-0という極端なレース。《地固め》でどうにかしつつ2コーナー立ち上がりで1度スズカにハナを譲るが《キラーチューン》から《ブリリアント》。前がさすがに分厚すぎて内枠で詰まるオグリを尻目にスイーっと抜けていった。

 

1回戦1日目2回目(3-2)

 ・ダスカ7-オグリ1-グラス3
   オグリ掛かり。質実剛健逃げマルゼンがダスカの1つ内。《地固め》は踏んだが相手のマルゼンのスピードが1000を超えていたのもあって1コーナーから2コーナーでハナを奪われる。そこからダスカがよれてやや不安だったが、最後には《勝利の鼓動》から差し切った。
 ・ダスカ3-オグリ1-グラス6
   非地固めブルボンとかデバフクキタルとか。《アングリング》が発動せずブルボンに猛追されるがギリギリまで粘ったおかげで《勝利の鼓動》が発動。
 ・ダスカ4-オグリ3-グラス2(1着ゴルシ)
   オグリとグラス掛かり。スピ760スタ965の非地固め水着マルゼンとか、スピ800スタミナ1048のゴルシとか。スピ1005の先行マヤノとかもいるのでキツそう。水着マルゼンの固有をしっかり《キラーチューン》と《ブリリアント》でブロックし、《アングリング》発動という理想展開。ただ他のチームの差しウマが全くといっていいほど走らなかったせいでゴルシが止まらず。
 ・ダスカ2-オグリ6-グラス9(1着差しグラス)
   グラス出遅れ。マルゼンにはどうにかハナを譲らなかったが、やはりオグリが延々とブロックされて前に出られず、かつその後他のウマを妨害する気力もないまま他先行が沈んだため後ろ側が強い。
 ・ダスカ2-オグリ1-グラス4
   逃げへの殺意が高いデバフネイチャと絶好調内枠ブルボン。結局7番に回されたぶんでかなり損をしたが、どうにかハナを奪うことに成功。《アングリング》《紅焔ギア》《ヴィクトリーショット》全て発動し、「逃げの理想と先行の理想がぶつかった場合先行が勝つ」の原則に基づきオグリ勝利。グラスは最速《乗り換え》だったが、前をひたすらブロックされてもたついた。

 

1回戦1日目3回目(5-0)

 (メモ逸失。マッチング運が良く、かなり安定していた。1着はダスカが3回、オグリとグラスが1回。)

 

1回戦2日目1回目(5-0)

  ・ダスカ8-オグリ1-グラス2
   ダスカとグラス掛かり。《独占力》ルドルフが2枚とデバフネイチャとデバフグラス。うちのグラスも合わせて《独占力》3枚構成。地獄か? 《地固め》発動せず、掛かった時点でかなりキツい。《マエストロ》もさらっと発動しないという辛ポイント。一気に終盤で逃げのスピードが下がり、4コーナーでオグリが先頭。《独占力》2枚を振り切ってどうにかゴールイン。というかこれ、相手はどのウマで勝つ予定だったんだ? ブルボンはわかるけどデバフ3枚チームは……?
 ・ダスカ2-オグリ1-グラス8
   グラス掛かり。走るほうのネイチャとか。綺麗にダスカが先頭を取り続け釣り発動。そしていつもの「理想逃げvs理想先行は先行が勝つ」理論によりギリオグリが差し切った。
 ・ダスカ1-オグリ2-グラス3
   差しマヤノとか《マニューバ》搭載型ブルボンとか先行タキオンとか。つつがなく《地固め》でハナを取り、残り150mまで《ブリリアント》を踏むことすらなかった。最終的にオグリが抜きにかかったところで《ブリリアント》が発動して逃げ切った。全体的にスタミナギリギリレース。
 ・ダスカ1-オグリ3-グラス4
   半デバフクリークとかキングヘイローとか。逃げがうちのダスカひとりでかなり全体的に詰まった隊列になったが、どうにか《アングリング》発動。追い縋るエアグルーヴは《独占力》に引き剥がされた。
 ・ダスカ1-オグリ3-グラス2
   ダスカとグラス出遅れ。スタミナ1000を超えるマヤノとか。《地固め》が踏めなかったが、マヤノのスピードがそこまで高くなかったのもあってどうにかハナを確保。詰められたタイミングでしっかり《ブリリアント》と《キラーチューン》、《アングリング》まで綺麗に繋いで引き離す。

 

1回戦2日目2回目(3-2)

 (メモ逸失。やはりレースが午前1時を回るとコピペミスが目立つ。ダスカ2勝とオグリ1勝。)

 

1回戦2日目3回目(3-2)

  ・ダスカ5-オグリ1-グラス2
   オグリ出遅れ、ダスカ掛かり。非地固め通常マルゼンとか、差し差し追込チームとか。差しが非常に多く後ろめな展開。しかしゴルシはきっちり固有を発動させてくる。《アングリング》も発動せず、最終コーナー途中でオグリ先頭。固有は発動しなかったがどうにかなった。
 ・ダスカ7-オグリ2-グラス3(1着先行オグリ)
   グラス掛かり。かなりバランスよく強そうなオグリとゴルシ、先行ライアンとか。単騎逃げでスピードが伸びず、《マエストロ》も発動しない。つらい。オグリは外を塞がれており、その外を通れた相手のオグリが勝った。かなり完成度の高いオグリであり、枠番と調子も響いた。
 ・ダスカ3-オグリ5-グラス9(1着ゴルシ)
   オグリグラス出遅れ。芝Sで901-960-550の非地固め水着マルゼンと、スピ910スタ820かつ金回復2枚という元気もりもりスーパークリーク。両方同じチーム。さてはガチ勢だなオメー。しかもダスカは大外という無理しか感じないマッチング。ハナは取ったものの《アングリング》が発動せずセーフティリードを構築できず、オグリは金回復が両方発動せず。正直一生下振れ引いてるのでコメントのしようがない。
 ・ダスカ1-オグリ2-グラス3
   ダスカとオグリ出遅れ。デバフ皇帝とか先行ライス2枚とか。出遅れたものの逃げ単騎だったのでどうにかカバーが効いた。終盤開始時先頭にずっといるのに4レースめにして初めて《アングリング》が発動。コノヤロー。
 ・ダスカ1-オグリ2-グラス4
   逃げ花嫁マヤノとか差しオグリとか。ダスカ大外。なんなんだ。大外からなんとか内に入るのが間に合い、《ブリリアント》でスズカをブロック。《アングリング》からトップスピードで逃げ切る、理想の立ち回りがようやくできた。今度は内枠でやってくれると心臓に悪くないかな。

 

2回戦A1日目1回目(5-0)

  ・ダスカ1-オグリ2-グラス8
   グラス掛かり。逃げSウンスとか逃げ黒マックとか。逃げ計4人という珍しい編成。ただし相変わらず地固め編成はうちのダスカだけだったのでどうにかハナは確保。逃げと先行が非常に多いためオグリがかなり苦しそうな立ち位置。他人の《アングリング》をしっかり潰しながら自分は《アングリング》発動、もはや敵なし。ゴルシも垂れてきた逃げにぶつかって時間を食ったもよう。ゴルシの対策としては「前のウマにぶつかることを祈る」か「グラスが上手く走れずに独占力をゴルシに充てることを祈る」というかなり理不尽な祈りがいるのでは?
 ・ダスカ1-オグリ2-グラス3
   ウンスに逃げ黒マック、スズカと逃げ多種多様。先行も4枚と厚く、脚質分布は4-4-1-0。順調にハナを奪って《ブリリアント》し《アングリング》、終盤開始直後に9位のグラスから《独占力》が飛んでクリティカルヒット。後ろ脚質が誰もいなかったせいで《独占力》への耐性がまったくなくなっていた。
 ・ダスカ4-オグリ1-グラス5
   オグリ出遅れ。《全身全霊》《Shadow Break》《神威》と全力でガチャを回しにいくライアンとか。先行オグリ2名に差しオグリ1名。ダスカの《マエストロ》が踏めず、オグリに託したいがオグリはオグリで出遅れているうえに3人いるのでパッと見誰が誰だかわからない。とはいえ《紅焔ギア》のおかげでどうにか2位につけ、《勝利の鼓動》でクビ差差し切り。
 ・ダスカ4-オグリ6-グラス1
   ダスカ掛かり。《魅惑のささやき》《八方にらみ》両搭載型デバフネイチャとか、《迫る影》タイシンとか。タイシンは遭遇2度目。気を抜くとすぐ大外に行きたがるダスカ。2番手がオグリだが、それによって外潰されないかだけが心配。4コーナーをオグリとダスカでぴったりくっついて曲がったが、外から固有Lv5から好位置につけたブライアンとうちのグラスが突っ込んで、最後はアタマ差でグラスが前を譲らなかった。おそらく《独占力》で逃げ-先行が全員ダレた。
 ・ダスカ3-オグリ1-グラス4
   ついに遭遇した地固めウンスとか。しかもダスカより1つ内側、かつ調子がダスカより1段階良いというかなりの逆風。案の定ハナを奪われ、外枠もひとつ外のブルボンに潰され3番手。《キラーチューン》が中盤開始時点で発動してしまったこともあり、ダスカは早々に厳しい立ち上がり。しかしハナがウンスではなくブルボンだったこと、ブルボンが《アングリング》を積んでいなかったことも相俟って《紅焔ギア》から最終コーナーでオグリが先頭、《独占力》で相手の先行勢のスピードを下げたのが効いて唯一ついてきた先行嫁マヤノを引き剥がすことに成功。こう見ると1位率は高くはないものの、やっぱりグラスと《独占力》が必要不可欠である。

 

2回戦A1日目2回目(2-3)

  ・ダスカ1-オグリ7-グラス2
   先行赤テイオーとかスタ1100越えゴルシとか。ビワハヤヒデと初遭遇。《アングリング》は発動しなかったが《独占力》がクリーンヒット。目に見えて下がった先行勢からセーフティリードを守り切った。ウンスはいたが、出遅れがあったのか《マエストロ》を踏めなかったのか先行勢の中をもがいていた。なおオグリは《独占力》がクリーンヒットしたウマに前を塞がれるというかなしい下振れ。
 ・ダスカ3-オグリ8-グラス2(1着先行ウオッカ
   ダスカ出遅れ。先行ウオッカとか逃げライスとか、非地固め逃げダスカとか。出遅れたものの地固めで無理やりハナを奪うが、8番と3番の枠番差もありコーナーで前に出られる。《キラーチューン》も序盤に発動してしまったのでそこからハナを奪い返せず、出た時にはかなり手遅れだった。出遅れ、かつオグリの回復が両方発動しなかったが故の負け。なお1着の先行ウオッカは準オグリ運用っぽかった。
 ・ダスカ8-オグリ6-グラス3(1着ウンス)
   非地固め大内ウンスとかデバフチケットとか。ダスカの《マエストロ》が踏めずスタミナが足りなくなるのは確定し、そこからデバフチケットのせいで先行が引き剥がされる。《独占力》が発動しなかったこともあり全部が上手くいかなかった。《マエストロ》か《独占力》が発動しなかったのがキツいが、このスタミナ量しか作れなかったほうが悪いとも言う。
 ・ダスカ2-オグリ8-グラス4(1着先行通常スペ)
   半デバフネイチャとか。4-2-3-0の前め構成。うまくラインが取れずダスカ2番手。今回のレースは無限にオグリが内側を走らされる。結果としてなんか何もコメントすることなく終わる。というか4試合やって4つともオグリが不調だな。
 ・ダスカ7-オグリ8-グラス1
   先行ダスカとか先行ナリブとか。また不調だなオグリ。そしてまたダスカが《マエストロ》を踏み損ねて前もとられ、不調のオグリは回復両方出ないし差しよりも後ろにいる。どうしろって言うんだこれ。とか言ってたら最後にグラスワンダーが差し切った。デバフグラスじゃなくて通常グラス+独占力の型にしてよかった。というかオグリ5レース×スキル2つで回復10回あるはずなのにこの5レースで3回ぐらいしか見てないぞ……。ダスカも3回踏み逃がしてるし。

 

2回戦A1日目3回目(5-0)

  ・ダスカ1-オグリ2-グラス4
   グラス掛かり。スピード1050のファル子とか、差し以外ためらいを積んだウンスとか。前5走がアレだったので、久々に気持ちのいい理想ラン。オグリが中盤内で詰まった時はどうなるかと思った。
 ・ダスカ1-オグリ2-グラス3
   グラス出遅れ。質実剛健ウンスとか逃げ白マックとか。かなりギリギリハナを争っていたが、終盤開始直前でウンスに抜かれて相手の《アングリング》が発動。すわ絶体絶命オグリ任せた、かと思ったらよくわからないけどダスカが差し返していた。ずっと競り合っていたのでウンスのスタミナ720回復無しだと足りなかったのだろうか。
 ・ダスカ1-オグリ3-グラス2
   独占力ルドルフとかデバフネイチャとか。逃げのマルゼンと仲良くラビットを務め、《アングリング》から裏切りのスパート。おそらくルドルフの《独占力》は視界外だったこともあり、いっこうに誰も追いつかず……と思ったらゴールした瞬間矢のようにグラスが飛んできてビビった。
 ・ダスカ1-オグリ7-グラス4
   ダスカ出遅れ。ついに現れたスタミナ十分《紅焔ギア》《アングリング》搭載型全因子S水着マルゼン。あと《独占力》グラス。9名出走で3-2-3-1、あまりにもグダグダの予感しかしない。本譜では延々ウンスと競り続けたが終盤開始直前にコーナー内枠ぶんで前に出て《ブリリアント》から《アングリング》。残りのウマはほとんどが《独占力》2枚を食らって鬼のように下がっていき、セーフティリードがセーフティとして活躍した。水着マルゼンがなぜ走らなかったかは不明だが、激しく出遅れたとかじゃなければ先行勢の先頭を走り続けることはないと思う。ただやっぱりずっと競っていたので最後は完全にダスカの上体が上がっていた。
 ・ダスカ1-オグリ2-グラス8
   グラス出遅れ。920-920-500で賢さBあるかなり強そうなマルゼンとか。ギリギリハナを奪って《ブリリアント》からある程度差をつけ《アングリング》の黄金展開。最近のオグリはずっと追いつけなくて下がる逃げウマにぶつかり続ける受難展開。というか5連勝のダスカの調子が良すぎたとも言う。

 

2回戦A2日目1回目(4-1)

  ・ダスカ8-オグリ1-グラス5
   オグリ出遅れ。がっつり育成に成功していそうな差しオグリとか。逃げ焦り1枚とためらい2枚という中でダスカ大外単騎逃げ。単騎逃げを先行の先頭であるうちのオグリがつっついていくが《アングリング》が発動せず、最終コーナーと同時にオグリ先頭。《独占力》もあって白デバフ1枚をどうにか振り切ってゴールイン。
 ・ダスカ4-オグリ1-グラス3
   オグリ出遅れ。差し水着スペとか、走るネイチャとか。綺麗に出たもののスキルが発動せずダスカが下がり、3角中盤でオグリ先頭。もう1名の先行バであるライスが一緒に抜け出して一騎撃ち、ライスの固有は発動しオグリの固有は発動しないハンデがあったもののどうにか持ちこたえる。
 ・ダスカ1-オグリ4-グラス2
   大内スズカとか《不沈艦、抜錨ォッ!》搭載先行ライスとか、デバフグラスとか先行ヒーラーグラスとか。うちのダスカは大外。《右》《良》《一匹狼》でやはり《地固め》が発動してないっぽい。オグリが微妙に内を進まされて先行勢の中で最後尾、かなり抜け出しづらそうな位置に押し込まれる。しかも《紅焔ギア》も《ヴィクトリーショット》も発動しないかなしみ。最終的にダスカが勝ったので問題なし。
 ・ダスカ9-オグリ2-グラス7(1着ゴルシ)
   グラス出遅れ。《八方にらみ》と《束縛》を積んだがんばれネイチャとか、通常マルゼン2枚とか。またダスカが大外なんだけど? 《マエストロ》をダスカが踏めず、マルゼン2枚がなぜか先行より後ろにいたので3角途中でオグリが先頭。さらに外からゴルシが200m切ってから抜いてきたせいで《勝利の鼓動》が発動できず。
 ・ダスカ2-オグリ1-グラス6
   ダスカ出遅れ。大内ウンスとかナリブとか。2-2-4-1というめっちゃ後ろ脚質。3連続でダスカが9番にいるんだけど???しかも出遅れるし。なおどうにか地固めぶんでハナを奪い、《アングリング》から一気に加速。オグリも継承固有2つ同時発動でついていき、最後はアタマ差デッドヒート。なお後方からデバフめっちゃ飛んできたせいでふたりとも最後は上体が上がっていた。

 

2回戦A2日目2回目(4-1)

  ・ダスカ1-オグリ4-グラス5
   1-6-2-0の単騎逃げかつ事故の気配がぷんぷんする編成。先行-先行-先行の人、漢気という感じがする。本譜では単騎逃げにもかかわらず全く問題ない走りを見せたダスカが6バ身。
 ・ダスカ6-オグリ8-グラス2(1着差しブライアン)
   オグリとグラス出遅れ。さらにグラスは掛かる。中距離Sで1030-800-500のバクシンオーとか。ダスカはマエストロ踏めず。かつオグリは完全にブロックされている。さらにグラスが最終直線開始時になぜか3位におり、《精神一到何事か成らざらん》ならず。こんな不幸の衝合あるか?
 ・ダスカ1-オグリ7-グラス3
   ダスカとオグリ出遅れ。ダスカはさらに掛かった。パワー1050の先行フジキセキとか、スピード1030の先行オグリとか。逃げはまた単騎。ダスカは掛かった時点でスタミナが足らなくなることがほぼ確定するので辛い。そしてオグリは先行のバ群に内側から突っ込もうとするな。最終的にはなんかいろいろあって《アングリング》からギリギリスタミナが足りた。逃げが他にいたらもっとスタミナが減っていた気がする。
 ・ダスカ1-オグリ2-グラス7
   オグリ出遅れ。《魅惑のささやき》《八方にらみ》のネイチャとか。また単騎逃げか。3レース連続でオグリ出遅れ。ただなぜか順調に2番手を取り、3コーナー付近からふたりでずっと併せウマしてペース維持。さらに《独占力》クリーンヒットでふんわりそのままレースが終わった。
 ・ダスカ2-オグリ6-グラス1
   ダスカグラス掛かり。デバフタキオンとかタイシンとか。完璧なスタートすぎて《地固め》が発動せず、大外だったこともあってかなり手間取る。今度はちょっと競ったうえに、さらに《アングリング》も発動しないというつらみの塊。オグリは相変わらず一生内から回ろうとするんだけど賢さ400相当はあるよね……? 最終的には大外から突っ込んできたグラスが綺麗に差しきった。ありがとうグラス。

 

2回戦A2日目3回目(4-1)

  ・ダスカ1-オグリ6-グラス3
   グラス掛かり。スピード1000の先行エルとか、逃げライスとか。《アングリング》から抜け出して後ろがごっそり視野内に固まったタイミングで《独占力》が直撃。オグリは出遅れ表示が出なかっただけで先行勢の中でもっとも悪い乱数を引いたらしく、また外から回ることができなかった。なんか呪いとか受けました? おそらく先行がめちゃくちゃ増えたことにより非常に事故りやすくなっているんだとは思うけど、2回戦から明らかにオグリの勝率が下がっている。
 ・ダスカ4-オグリ8-グラス3(1着先行黒マック)
   オグリ掛かり。質実剛健ゴルシとか、ラビットルドルフとか。最終的にスタミナ切れで下がっていくことにより先行勢を潰しにいくタイプのやつ。ダスカが久々に大内を引いて地固めから綺麗に逃げる。しかしギリギリ固有が発動しないタイミングで追い抜かれてしまい、スタミナはまだ足りているはずなのになぜかオグリが最終コーナー付近で9位まで下がり、さすがに誰も追いつかなかった。
 ・ダスカ3-オグリ1-グラス4
   ダスカグラス出遅れ。先行ルドルフとか。単騎逃げ。ようやくオグリが先行勢の中で最も外側の好位置につけ、ダスカもきっちり《アングリング》発動から抜け出す。ようやく見たかったオグリのレースが久々に見られた感じ。
 ・ダスカ7-オグリ1-グラス9
   グラス出遅れ&掛かり。先行グラスとか。また逃げ単騎かい、そしてマエストロ踏めない定期。さりげなくグラスのマエストロも不発。ただオグリが内だがどうにか2番を死守し、前を塞がれずに《紅焔ギア》までこぎつける。最終直線入り口で先頭を交代したタイミングで相手の先行たちに《独占力》ヒット、そのまま最内のひとつ外あたりをダスカが塞いだこともあってオグリが固有なしで逃げ切った。
 ・ダスカ1-オグリ4-グラス6
   ダスカ出遅れ、グラス掛かり。先行ナリブとかスピード1000マヤノとか。ゴルシ2枚とかいう可能な限り考えたくない胃の痛さ。オグリは《テンポアップ》以外のスピードアップ系を積んでいないため1コーナー付近だとどうしても後ろに下がることが多いのかもしれない。レース自体はダスカの理想展開。

 

決勝A

[1]自ダイワスカーレット【地固め】
[2]自グラスワンダー
[3]○ゴールドシップ【ゲート難型】
[4]●ゴールドシップ
[5]○水着スペシャルウィーク【差し】
[6]自オグリキャップ
[7]○シンボリルドルフ
[8]●ナイスネイチャ【逃げ焦り/牽制&八方にらみ】
[9]●シンボリルドルフ【固有Lv5、臨機応変のみの質実剛健型】

逃げ-先行-差し-追込
1-1-5-2


ついに先行すら単騎になるという地獄。最後の最後でこれになると《独占力》が刺さるかどうかがかなり運頼みになるのでしんどい。そして案の定オグリとグラスが出遅れ、さらにオグリが即掛かってスタミナ足りるかが非常に怪しくなる。助けてくれ金回復2枚。

本譜はちょいちょいオグリがダスカをつっつく形で加速させながらどうにか《アングリング》が発動し、出遅れぶん含めてグラスが8位から《独占力》。しかし唯一の逃げであるせいで8番ネイチャの《逃げけん制》がピンポイントで刺さってしまい、大外からゴルシがガリガリとセーフティリードを削ってきて150mぐらいでゴルシ先頭。そして最後は、ダスカのさらに内から《勝利の鼓動》で飛んできたオグリキャップがゴール板直前ハナ差で差し返した。これがスーパーホース、オグリキャップです。

 

 

 

 

勝敗記録

勝負:49/61

勝率:80.3%

 

勝ちウマ

ダスカ:27
オグリ:18
グラス:4

 

負けたときの1着

逃げ ダスカ:1
   ウンス:1
先行 オグリ:1
   スペ:1
   黒マック:1
   ウオッカ:1
差し グラス:1
   ナリブ:1
追込 ゴルシ:4

 

 

 

決勝と全体の反省

 

決勝レースに関しては逃げ1-先行1というさすがに今まで経験したことのない偏ったレースだったうえにオグリが掛かるという辛い展開だったが、わりと奇跡的な粘りによってハナ差で勝利した。開始直後時点ではかなり負け寄りであり、作戦的には敗北していたということも合わせて今後の戒めとしたい。

先行オグリが中盤に好ポジション維持スキルとして吐けるのが《テンポアップ》のみであり、また終盤も継承固有加速スキルによる地力と《勝利の鼓動》のみというのもあり、予選2回戦ではかなり「先行が膨れた結果良ポジションを取れなくなり、終盤加速して外から回ろうとするので後ろに下がってそのまま追いつききれない」という本末転倒じみた順位の下げ方も見られた。育成当時はハーフアニバーサリー配布SSRスタミナサイレンススズカが存在しなかったが、おそらく最適解としてはそれ込みでもう少しスタミナを上げ金スキル1枚を《プロフェッサー》などにあてたほうが安定したと思われる。もしくは《アングリング》込みの逃げに加速2枚でより速い加速をしついていくのではなく、3コーナー付近で大量のスピードアップスキルを吐いて逃げを捕まえるという、前回キャンサー杯の先行エルコンドルパサーのような使い方も考えられたと思う。しかしその場合は残り200m時点で先頭にいるので《勝利の鼓動》が発動せず、上り坂対策にパワーをもう少し上げる必要があると考えられる。

最も勝ったのはダイワスカーレットで、おそらく勝因は「逃げが減って先行が増えたことによりスタミナ不安でもどうにかなりやすく、かつ《ブリリアント》が先行につつかれて発動することでスピード担保になること」だと思われる。逃げどうしでも今回は水着マルゼンスキーに結局2回しか遭遇せず、また地固めにも片手で数えられる程度しか遭遇していないというのもあり、ひどく出遅れない限りはかなり可能性のある立ち位置を取ることができた。実際に出会った水着マルゼンスキー相手にもハナを取ることじたいはできていたため、スタミナか賢さがもう少しあればもっと勝てていたかもしれない。《地固め》の有効性についても悩みどころで、中距離になったため《地固め》で序盤先行してもコーナーの《プロフェッサー》などで外から抜かれるリスクがあり、今回は水着マルゼンスキーに照準を合わせていたため残り1枚の金スキルを《キラーチューン》としたツケがそこそこ出ていた。ただ《ブリリアント》発動まで1位あるいは1位に出られる前の空いた位置にいられればどうにかなるので、一概に《地固め》が必要なかったというわけではない。最悪蓋から垂れて後方のウマの進路を塞ぐということも可能なので、そういう意味でもう1枚金スキルを積むのではなく《地固め》セットにするというのはいい選択寄りだったのではないかと個人的には思う。同型遭遇率も低かった。

グラスワンダーに関しては1着率こそ低いものの《独占力》が非常に大きな貢献をあげており、その上で4回勝利をもぎ取ってきたというのは《アナボリック》を積んでいない身としてはかなりの健闘と言える。決勝も《独占力》が無ければ最後に差し返すことができなかったであろうし、先行-差し勢が追いつこうとする最終コーナー付近でその時間を短くできるというのは今回非常に有用だったと言える。

全体のメタとしては「水着マルゼンスキーが逃げで最も強い」→「勝てないなら逃げを単騎にして列を縦長にせず先行で抜きに行くのがいい」→「先行が非常に増えたのでデバフとして差し、あるいは《アナボリック》が成功しやすいため差しを増やしてもいい」という変遷があったのかもしれないと思った。まだ詳しい出走率は不明*24だが、オグリキャップの固有を発動させるために逃げウマを1名選出したかった以上、結果として単騎逃げでも先行がつついてくれれば固有が出るダイワスカーレットは水着マルゼンスキー未所持の中ではいい選択だったのかもしれない。自分としてはウマの選択は良かったと思うので、次はスキルによる戦術選択をしっかり考えていきたい。なおタイムラインの情報としては、向こう正面~3コーナー付近で逃げを捕まえる形の先行カレンチャンや、蓋として走りながら終盤わざと失速し後方を塞いでそのまま《独占力》を発動するという爆弾逃げルドルフが存在したとか。

またスキル選択としては《一匹狼》の発動率の高さに驚いた。4章ストーリー配布SSRスピードナリタブライアンが《右回り○》《中距離コーナー○》《栄養補給》などと今回有用なスキルのヒントを持ち、さらにそのナリタブライアンのコミュで《一匹狼》が貰えるので実際にはもう少し発動率が低いかと思っていたのだが、実際にはかなりの回数発動した。余裕があるならチームに1つ、というのは伊達ではない、を痛感させられた形になった。

次回チャンピオンズミーティング最有力候補はGⅠが2つしかないため今やり得とも言えるスプリンターズステークスなので、それまでに水着マルゼンスキーが欲しい。そうじゃなければ先行エルのような形で潰しにいくのがおそらく一番なのだが、逃げバクシンオーの多さを考えると非常に怖いところである。

 

 

 

後書き

 

ということでレオ杯は以上になります。最適カード持っていないなりに頑張りました、という感じです。個人的には勝率8割行ったのでわりと満足しています。決勝もうちょっと安心して勝ちたかったですけど。

前回は【地固め逃げ】全般と【先行エル】がトップメタだったこともありどちらかといえばトップ同士でどう作っていくかを試行錯誤する形でしたが、今回は【水着マルゼン】が押しも押されもせぬトップメタということでキャラ選択から全てきっちり悩みました。最終的にはこぎれいにまとまった感じですが、オープンとしては悪くなかった気がします。ライアンを育てろというお叱りは甘んじて受けさせていただきます。

今回は全部終わってから振り返るのではなく何か考えるたびに逐一書き足していったので同じこと言ってるところとか多すぎる気がしています。あと前回睡眠不足のメモは見せたくないとかなんとか言っておきながら今回は10レースぶん失くしました。申し訳ありません。人はなぜ成長しないのか。

あとサポートガチャ回したいので早くクリークさんピックアップ来てくれ。あとは相変わらず先行用の金スピードスキル持ちスピードSSRが無いのどうにかしてほしい*25。それからフラワーが来たらちょっと回したいのでその時セイウンスカイさんも一緒に来ていただきたいです。

ハーフアニバでアオハル杯も来ますし、紹介PVで映っているステータスを見るにグレードリーグはとんでもないことになりそうです。疲れたときは1回限定構築戦であるオープンリーグに挑戦してみるのも一興ではないでしょうか。私は相変わらずガチらない程度に頑張っていきたいです。でも水着マルゼンさんかセイウンスカイさんは欲しいです。よしなに。

それではまた何か思いつきましたら。

*1:育成はスマートファルコンが重なり、サポカはバンブーメモリートウカイテイオーでした。

*2:そして往々にして理想と現実のギャップに潰される

*3:高松宮記念スプリンターズステークス

*4:とはいえこれから増えるのかも今のところ少し怪しい

*5:おなじみだが宝塚記念は現実でも6月開催。今年はクロノジェネシスさんがゴールドシップ以来2頭目宝塚記念連覇を果たした

*6:序盤にハナを奪うために《地固め》と緑スキル3つを積み、中盤をスピードアップ系のスキルで耐えて終盤開始と同時にセイウンスカイ固有の《アングリング×スキーミング》などで走り抜ける形。条件が固定であるチャンピオンズミーティングにほぼ固有の戦術。

*7:最終コーナーで前のほうなら加速力アップ

*8:最終コーナーで先頭ではないが前のほうだと加速力アップ

*9:最終コーナー指定のスピードアップ

*10:中盤に追い抜くとスピードアップ

*11:過去に育てていた通常衣装マックイーンはどれも信じられないほど因子が弱く、スキル枠が空くかも不定なのでそこの厳選は諦めた

*12:正確には漫画家。

*13:メジロライアンの固有。9頭立てのチャンピオンズミーティングでは「終盤のコーナー中に6位だと加速度上昇」になる。終盤開始地点が第3コーナー終わりなので、終盤開始時6位なら即加速力が上がる。

*14:2つだと出遅れ一切無しで《コンセントレーション》が必要なかった場合に《地固め》が発動しないリスクがある。

*15:賢さは継承である《アングリング》或いは《グッときて》を発動するために350~400以下には下げたくない

*16:特に差しウマを決めかねていたので、何かいいものが見つかればという気分だった。タイミングを見つけられず高難易度と及び聞くメジロライアンの育成に手を出していないことをひたすら後悔している。でも初級者としては怖い。

*17:もちろんあるに越したことはないが、という但し書きはつく

*18:独占力と乗り換え上手がやはり強い気がした。勝ちを狙いつつ相手のスピードを下げられる、デバフネイチャとは違うアプローチ。

*19:この時点で《皇帝の神威》よりも《アナボリック》継承派のほうが増えていた。第3コーナーでの先行勢のスピードアップについていけない読みだと思われる。

*20:育成ガチャのエイシンフラッシュ、サポートカードガチャのナイスネイチャ共に差しに対してのアプローチ。かつSSR賢さナイスネイチャの持つ《乗り換え上手》は、採用予定だったグラスワンダーの覚醒スキルとして元から入手が容易であった。

*21:中盤で先頭、かつ2番手と競るとスピードアップ

*22:メイショウドトウは来ませんでした。手元に天井1回ぶんは残しておきたかった。

*23:少しでも人口が多い時に回して非ガチ勢の人と当たりたかった。今回は特に当たりたくない編成である「地固め水着マルゼンスキー」と「デバフ2枚+エース」がかなり上位層に偏っていそうというのもあって余計に。

*24:さすがに疲れたので今後調べる予定があるかも不明

*25:これに関してはハーフアニバで実装になるライスシャワーが《決意の直滑降》を持っている可能性もあるが、果たしてあれはスピードサポカなのだろうか。