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ウマから入ったふわふわ人間が去年と今年の競馬を少しだけ追いかけられた話

 

 

 

(諸々を飛ばしたい方は以下の目次をご活用ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前説

 

お疲れ様です。斬進です。今年はちょっと身の周りの整理があり、ひとりアドベントカレンダーはロクにできないという結論が出ました。あんなの毎年やるもんでもないし。

ただ今年の下半期は相変わらず全然キーボードを叩いていないな、という気持ちもあり、リハビリとしてちまちま叩いておこうかなという気持ちです。それで今回の記事は自分語りになるんですね。体験したことと考えてることを直で垂れ流せば済むだけなので。

そんなこんなで今回は少し遡って、去年と今年のリアル競馬を見ていた体験記でもつらつら並べていこうと思います。ほぼノープランで今から書き始めるのでめっちゃ長い可能性もめっちゃ短い可能性もありますが、ご容赦のうえ笑っていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

出会い/2022年春

 

「僕の指名馬、皐月賞出るんですよ」

そんな話をボイスチャットで聞いたのは、22年のどのタイミングだっただろうか。

2021年5月、参加している『捜査一課』*1ではPOG(ペーパー・オーナー・ゲーム)が開催されていた。POGは簡単に言えば「2歳馬を新馬戦開始前に一定数選び、1年間の選んだ馬たちの賞金総額で競う」……みたいなゲームだと理解していた。自分がウマ娘を本格的に始めたのは6月だったせいでPOGには参加できなかったが、専用のチャンネルを覗けば毎週一喜一憂が楽しめていた。ウマ娘をしっかりやるようになってからは徐々に覗く頻度も増えた。多分、「コイツならちょっと押せば沼に入るんじゃないか」と思われていたような気がする。

本当にそんなたくらみが先方にあったかはさておいて*2、「心臓ヤバいから一緒に見ませんか」なんて言われて別段断る理由もなかった私は説明をつけながらも最終的に了承することにした。それから彼の指名馬を聞く。

 

身内ルールの「ウマ娘血統にあたる馬を指名する」という枠で、「キタサンブラックだし最近流行りの母父だし」という理由で指名されたその馬を。

その年のPOGでは注目度が高くなかったものの、重賞勝利から中山G1へ歩を進めた馬を。

異例のローテーションでヴェールを脱ぐ、父の初年度産駒を背負って立つ馬を。

イクイノックスの名前を、私は初めてそこで頭に刻んだ。

 

イクイノックスという馬について一番最初に感じたことは、「名前オシャレやな」だった気がする。equinoxという単語が昼夜平分時を表す、という知識は『マジック:ザ・ギャザリング』の謎カード*3のおかげで知っていて、父キタサンブラックと母シャトーブランシュの黒と白を取って、というイメージはすぐに湧いた。名付け凝ってるなぁと思ったし、「名前は一生モノだから」という擦り倒されたフレーズに納得もいった。

 

話は変わるが、そもそも自分はスポーツ観戦がそれほど嫌いではない。よっぽど複雑だったりマイナーだったりじゃなければルールは素人程度に頭に入っているわけだし、本質的に何かを見て誰かと話すことが楽しいと思う側の人間である以上そういう流行に乗るのもそこまで大きく苦ではなかった。

ではなぜ流行りに流行っていた21年の秋に競馬を観なかったのか。一番大きな理由は、疫病神だから、である。

基本的に応援しているほうが負ける。遥か昔に「一般人の趣味を」と思って野球を1シーズン見てみたこともあるが、月に4~5試合とかのペースで見たうえで応援しているほうのチームが勝ったことが片手ぐらいしかなかった*4。他の大会などでもこの疫病神っぷりは遺憾なく発揮され、中学の時クラスメイト数人に「お願いだから運動会の日は学校に来ないでくれ」と言われたりもした*5

当然そんなものは統計でデータに落とし込めばそんなこともないのだろうし、自分が見ているから結果が変わるなんてバカげた話である。でも、その「気の持ちよう」の壁を越えられないほど、我が心の障壁は高かったのである。リアルタイム性を捨ててさえしまえば、結果の確定したものを心おきなく見ることができる。目の前で起こっているものを皆で楽しむことはできなくなったとしても、話題に乗るだけならそれでもいい。誰に何を言われなくとも、ありもしない自責の念に駆られるぐらいなら。自分はそういう後ろ向きな思考の人間である。だから21年のマイルチャンピオンシップジャパンカップも、当日の夜まで競馬系のタイムラインをなるべく見ないようにしていた。

それでも皐月賞は見ようと思ったのは、やっぱり知り合いという存在の力だろうか。まあ大外枠からジオグリフに差し切られて2着だったので結局ひととおり謝る展開をしたのだが。

 

結局ダービーも大外枠から2着。今度は差し切れなかった。とはいえレコードのダービーを見届けてひととおり指名者の方の「いや~~~」を聞き、イクイノックスのニュースからはいったん離れることになる。この年の一課身内POGには参加していたからだ。自分の指名馬の動向を見てやきもきすることに夏競馬は終始する。

そして、あくまで動向以外のニュース――具体的に言うとレースをリアルタイムで追うことはしなかったのである。

 

 

 

 

 

決意/2022年秋

 

別の参加者のPOG指名馬がレコードタイを出したりだとか、思ったよりも指名馬が人気しているだとか、そういうことにドタバタしながら迎えた秋。イクイノックスは菊花賞ではなく天皇賞を目指すというニュースも出ていた。しかし日曜日になるとすっかり私は天皇賞秋当日だということを忘れていたし、おそらくその方が精神衛生上正しかったとも今は思う。

とにかくそんな様子だったから、その日の15時40分を少し回ったタイミングでTwitter*6を開いたことには、何の意味もなかった。本当にただタイムラインを見ようとしただけだった。

おすすめトレンドの『サイレンススズカ』を見るまでは。

 

遥か昔*7に書いたが、そもそもウマ娘に触れようと思ったキッカケがアニメウマ娘1期のサイレンススズカ天皇賞秋への解決方法だった。だから当然実際の天皇賞秋のレース映像も(キツすぎて1度だけだが)見ていた。今冷静に考えれば、このトレンドと天皇賞秋からは悲劇だって予感できたと思う。

でも、なぜかあの時の自分はノータイムでそのトレンドを押して、レース映像を見た。

1000m57.4秒。ただ1頭だけ大欅の向こうを最高速で回って突っ込むパンサラッサ。そして猛烈な差し切り。

細かいことは置いておいて、あのレースが1998年を彷彿とさせるものだったことに異論はないと思う。少なくとも当時は間違いなく「令和のツインターボ」で「あの時の続き」だったわけだし。なお指名した方は「すごい嬉しいけど期間中に勝ってくれよぉ~~~」みたいなことを言っていた気がする。

とにかく、あのレースとそれに連なる大きなうねり、そして悲願のG1勝利を達成したイクイノックスを見て、自分は思ったのだ。「好きな馬の参加しているG1ぐらいはちゃんとレースをリアルタイムで見られるときは見る、それぐらいだけはちゃんと信じて見守ろう」と。

 

まあ中山大障害有馬記念は結局年末の買い出しや用事でリアタイできなかったうえに好きな馬が勝ったりしたのだが、それはご愛敬である。

 

 

 

戦々恐々/2023年

 

そうして色々な決意を固めて、ひとまず指名馬とイクイノックスのレースは見よう……と方針を立て迎えた3月。例のアレ――ドバイシーマクラシックが来るのである。

さすがに海外レースでそこそこ眠い目を擦りながら記憶はある。ただ、正直内容が衝撃的過ぎて全然覚えてない。ドバイの予習はほぼしておらず*8、まず逃げた時点でアレッだったしもっと動くかと思ったら全然中盤競り合いや順位の上がり下がりがないし、ペースの判断基準もわからなかったので速いのか遅いのかわからないまま見守ってたらなんか全然伸びてわからなかった。そしてわからなかったなりに何か目の前でヤバいことをやられたんだろうなという衝撃だけはあって、すぐに何度かレースを見直してノーステッキだったり首筋ポンポンだったりレコードだったりを確認して背骨がぞわぞわした。慌ててタイムラインだったりで関わりのある競馬民の人を見に行ってやはりおかしかったことを再確認し、そのままウシュバテソーロの会心の勝利を見届け、寝不足のまま一旦寝た。起きてもイクイノックスとウシュバテソーロは1着だったし、競馬メディアは各国イクイノックスのことを「なんだあれ」みたいなトーンで褒めたたえていた。

こうなると小心者としては怖くなってしまうのである。上ったからこそ下りるのが怖い。いつか大崩れしてしまったときに、どう頭の中で折り合いをつければいいのかわからない。ましてやミーハーの極みみたいな、典型的な「浅いところから入り強い馬を好きになった」と言われてもしょうがない経緯を辿っているわけだから、そういう意味でも心の中で「ハードルを下げたい」という心理が止まらなかった。

もっとたくさんの馬や戦法を知って、詳しくならなければならない。そうすればもっと冷静にイクイノックスと向き合えるのではないか。こうして3か月前に立てた「好きな馬のG1は見る」という誓いは、めでたく「POG馬のレースはリアタイじゃなくてもいいから確認して、今年のG1は見られるタイミングなら少しでもいいから下調べをしてからリアタイで見よう」に昇格することになった。

ジャックドールと武豊騎手の綺麗な逃げに感動し、フォロワーの指名馬リバティアイランドがG1勝利をさらに重ねてポイントランキングを破壊するのを見届け*9、クラシック戦線にウマ娘の世代を重ね、オフ会中のカラオケルームでみんなで見守った天皇賞春で「タイトルホルダー!?」「ディープボンド差し切れ和田竜二ィ!!」と叫んで平謝りしたり。平場どころかG2すらロクに見ないミーハーとしてはそこそこ楽しく見ていたような気もする。

 

そして迎えた宝塚記念、ファン投票と人気で圧倒的1番人気に推されたのはイクイノックス。当然といえば当然だった。とはいえ、負けうる要素は十分にある……というのが観測範囲においての評価だったような気がする。今日は良馬場ではあるがそこまでいい状態ではないとか、前のレースは前残りだから秋天のような差し脚が効くかは怪しいとか、そもそも虚弱体質でドバイで点滴を受けていたような子の疲れが抜けているのかとか、前走逃げた馬の折り合いがつくのかとか、宝塚記念は外枠のほうが有利だとか……。そういうものの理解がある程度できるようにはなっていた。

迎えた本番は、大外から一気に無理やりまとめて吹き飛ばすような勝ち方だった。想定を裏切られたデータキャラの気持ちがよくわかった。脚質スタンプラリーしてるのは聞いてなさすぎる。

とはいえ見直したり様々な人の意見を聞いていると本調子でなさそうなのはなんとなくわかって、夏全休から秋の大目標ジャパンカップ、という目標を聞いて安心したりもした。

 

敗れたデータキャラの行く先は2つ。データを捨てるか、よりデータを集めるか。自分が選んだのは後者だった。素人でも、聞きかじりの情報を集めるだけしか能が無くても、1ヶ月もあればたくさんの情報が入ってくる。というかイクイノックスとその目標レースについては、1ヶ月もあれば溢れるほど情報が入ってくるような状態だった。

大目標ジャパンカップに向けて前哨戦として天皇賞秋を選んだこと、天皇賞秋に出走馬が集まらず現在の体制になってから最小タイぐらいの少なさになったこと。少ないレースは競り合わないからスローペース→直線末脚勝負になりやすいこと、イクイノックスは基本的に1000mの通過が61秒弱ぐらいになりやすいからスローペースは歓迎なこと、それがわかっているからこそハナ争いがどうなるか。ノースブリッジが「1000m62秒で逃げさせてくれないかな」と言っていたのも合わせて*10、レース展開はスローで進むドバイシーマに近い形になるのかな……と自分で予想を立てた。そんな展開の後方からとなるとやっぱりマークがキツくなりそうで、ドウデュースを筆頭とした少数精鋭のマークの中をどう抜け出していくのか不安になったりもした。

結論から言うと、予想は大外しだった。ハナを切ったジャックドールにノースブリッジは付き合わず、代わりに後ろにつけたのはガイアフォースとイクイノックス。3番手のまま1000mを57.7秒という去年のパンサラッサと大きくは変わらないペース、なおかつ全馬そこまで大きくは離れない隊列で通過して、なぜか前方競馬した馬の中でイクイノックスだけ脚が残っていた。そして掲示板のタイムは、ウマ娘の元ネタを掘っていた時に見かけて覚えていたトーセンジョーダンのレコードを更新する1分55秒2。

当時はVCを繋いで見ていたような気がするのだが、興奮のしすぎで何を話していたか今はまったく思い出せない。ただ去年の1000m57.4はしっかり頭に残っていたから通過タイムを見て「ペースめっちゃ速い」と言い、最終直線立ち上がって前が開けていてまだ脚が残っているのが分かった瞬間に「あ違、終わった!」と応援しているクセに叫び、全部が終わった後にただただ困惑から「これどうするんだよ……」とは言った気がする。今思い返すと本当に自分はイクイノックスを応援していたのか怪しい気がする。自分が理解できる範疇にイクイノックスを落とし込みたかっただけなのかもしれない。

 

そしてイクイノックスとドウデュース、ダノンベルーガジャパンカップへ。想定の時点では9頭しか登録がなく、自分も含めて「マルゼンスキーみたいなことってあるんだ」と思った人が少なくないようだった。最終的には追加登録と回避があってG1馬8頭を含むぴったりフルゲートになりひと安心だった。

さらにこのレースには結局誰も寄せ付けないまま今年の牝馬三冠を獲得したフォロワーのPOG指名馬リバティアイランド、昨年の天皇賞秋で凄まじい対決を繰り広げたパンサラッサも参戦。よくG1を一緒に見る競馬初心者たちでちゃんとどういう感じか知りたいね、なんて話になり、結局天皇賞秋よりもマジメに馬を調べることにした。各馬の特徴、予想される位置取り、枠順の有利不利。「イクイノックス対策会議」と称した展開予想では全択をしらみ潰しに考えた。結局結論は「『イクイノックスを見なかったことにしてハイペースを無視して後方で脚を溜め差し切れることを祈りながら末脚』が一番勝てるが誰もマークしないならイクイノックスがのびのびするだけだし、そもそもパンサラッサに追いつかないといけない以上ペースが極端に下がることはない」という誰にでもわかる結論にはなったが、それでも作っている間とても楽しかった。他にも個人的に応援動画を作った*11りと、11月中旬はイクイノックスのことだけでてんてこまい状態だった気がする。

1枠2番と枠番が発表され最内は最有力のリバティアイランド・ひとつ外はマークしづらいタイトルホルダーと理解してからは「勝ちの石を積みすぎている」という『銀と金』の言葉を思い出して恐怖に慄いていた。当日は昼過ぎぐらいから緊張性のえずきを伴った咳が止まらず、自分でも何目線でこのレースを観るつもりなのかわからなくなっていた。要するに自分は、イクイノックスという1頭の馬に入れ込みすぎていることを自覚させられていた。

バイアスまみれという自覚はあった展開予想は、結局6~7割の誰もが予想できるラインぐらいは当たった。大逃げを打つパンサラッサ、離れて2番手がタイトルホルダー、先行策を取るならイクイノックスが(パンサラッサを除いたうちの)先団にいてリバティアイランドがそれをマーク、少し離したところにドウデュース。スターズオンアースが先行策を取ってリバティアイランドに完璧なマークをつけたのは予想外だったぐらい。パンサラッサを差し切りつつ対イクイノックスで受かるポジションとして前方に有力馬のほとんどがつけるという、どこをどう切っても真っ先に思い浮かぶようなほぼ理想展開。

ラッキングが一瞬NO SIGNALになるほどのハイペースで逃げるパンサラッサが4コーナーを回って、去年の天皇賞秋の構図と完璧に被った時にボイスチャットで「行くのか!?」とどよめきがあがる。一瞬先頭スピードが60km/hを割ったのを見て、勉強の成果は「同じ距離のドバイシーマでイクイノックスは押しただけで65km/h出る」と警鐘を鳴らした。思わず零れた言葉が「いける」だったか「ダメだ」だったかについては、正直自信が無い。

結局イクイノックスは冗談のように加速して、後ろを少しよろけさえしながら必死に追いかけるリバティアイランドの4馬身前、ダービーで追い越せなかった背中の0.1秒先を悠々と過ぎていった。

 

イクイノックスの引退が発表されたのは、それから4日後だった。

 

 

 

それから/2023年12月

 

正直に言って、安心した。種牡馬入りの事情があるのもわかっていたし、それはそれとして秋古馬三冠や天皇賞春、なんなら安田記念まで見たいとは思っていた。見られるならいつまでも見たかったのは確かだけど、それ以上にどこかで間違いが起こってしまうことが恐ろしすぎた。聞き分けのいいオタクとか種牡馬の価値とかではなく、ケガや最悪の事態でイクイノックスという存在が目減りしてしまうことにきっと耐えられないところまできていたと思う。ジャパンカップの構図で「自分はこの馬にも脳を焼かれていたんだな」と認識したパンサラッサも、何事もなく引退しセカンドライフを迎えるという報道に胸を撫でおろした。

イクイノックスの引退式では泣かなかった。現実感のなさだけがふわふわとしていて、戦闘モードに入っているとさえ思えるディクタスアイに少し笑って、たくさんの人に愛されていた名馬の現役を追いかけられたことの感慨に耽っていた。

そしてこの記事を書くためにレースを見直してボロッボロに泣いた。名レースには全馬全陣営のたくさんの思考と感情とアドリブがあって、イクイノックスをどうやって倒すよう作戦を立てたのか、イクイノックスはそれにどうやって勝つのかを自分の中で反芻するだけでぼろぼろになってしまった。こういう見方が自分に染みついたのは、ある意味ウマ娘のメディアミックスでのレースシーンから入ったからかもしれない。情報を入れて咀嚼して、ようやく自分は競馬観戦初心者にして現役時代語りおじさんの第一歩を踏み出したんだなという気はした。

 

おそらく、イクイノックスと同じぐらい入れ込んでレース展開をガチガチに作るような馬が自分にできるのはしばらく時間がかかると思う。有馬を見た後はのんびりG1を見て藤田オーナーの進路に期待したり、来年のPOGに向けて血統を本当に軽くだけ調べたりするぐらいで、ここまで煮詰めた競馬観戦をしないままゆっくり春を待つ予定だ。

でもそれは休憩が必要なだけで、楽しくなかったわけでは決してない。たぶん一緒に競馬を見る初心者グループの中で誰よりも前のめりだった自信があるし、イクイノックスに教えてもらった競馬の見かたは本当に、本当に楽しかった。賭けることはきっと無いけれど、競馬の情報を追いかける習慣はそうそう無くならない気がする。好きな競馬配信者さんもこの1年で見つけられたし、リアルタイムで何かを見る勇気や、文章や動画など形に残したいという気持ちも含めて、本当にたくさんのものを貰えた気分だ。

だから、手前勝手ながらこの言葉で終わりたい。

 

イクイノックス、ありがとう。楽しかったよ。

 

 

 

 

後書き

特にこの2か月は自分でも思ったよりイクイノックスのことしか考えてなかったし、こんなレース見て泣くタイプになるとは思っていませんでした。そして本当にありふれた内容しか書けなくて申し訳ない。でも自分的に本当にイクイノックスのおかげでほんの少しだけ上向きになれた気がしているので許してほしい。

結局冗長の極みみたいな量になってしまいましたが、この辺りで終わりにしておきたいと思います。有馬記念どうなるんでしょうね。全員同着になってほしいぐらい勝ってほしい馬が多すぎる。誰か第二魔法を使えるようにしてくれ。

それでは、また何か思いつきましたら。

*1:お世話になっているアイマス系列の謎のDiscordコミュニティ。基本何をすることもなくみんなでだらだらだべってゲームをしている。それもいい。

*2:恐らくそんなことはなかっただろう

*3:《Equinox》。ざっくり言うと「自分の特定のカードを破壊する効果を無効にする」みたいな効果を持っているが、「自分の特定のカードを破壊する効果」とはどこからどこまでを指すのかよくわかっていない……みたいなとんでもない穴の開いているカードとして有名。

*4:もちろん見ていなかったときは全部勝ってたわけではないが

*5:これに関しては運動音痴の自分も多分に悪いところがある

*6:当時

*7:オープンリーグスコーピオ杯1周目の記事

*8:事前に見ていたのはG2時代ステイゴールドの2001年のものだけ。

*9:本人は「名前の雰囲気の良さと、母名ヤンキーローゼスがちょっと面白かったから」と指名理由を言っていた

*10:あまりにも純真無垢な自分は当時このコメントを見て「ならイクイノックスは逃げるのでは……?」と一瞬普通に思った気がする、当然願望とフカしだとは思うが

*11:一応公開領域には置いてあるが身内向けと言われるとそう