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現実を二次創作することについて語れなかった

 

(自分語りを飛ばしたい方は以下の目次をご活用ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分語り(前説)

 

お疲れ様です。斬進です。新しいノートパソコンにしてから自分のハンドルネームの辞書登録をしていないので半ギレになりながらスペースキーを連打しています。

前回の記事を誰も読んでいない前提で話を進めますが、前回「3つぐらいは記事を書きたい」とか深夜のノリで書いて公開するボタンを押してしまったので、後悔しながら今回も深夜にキーボードを叩いています。お前の人生こんなんばっかりか。

前回は自分語りとして自分と二次創作の出会いだのなんだのをだらだらと書き綴って、デレマスの二次創作の紹介とも言えないタイトル掲載を十数本やって終わったので、今回はなんかもう少し真面目に自分の考えとかそういうことを書いていきたいと思っています。できるかは知らない。多分できない。僕らは他人任せで生きている。

そういうわけで、今回は自分の悪癖たる「現実の二次創作」について、自分の人生の汚点の数々を振り返りながらだらだらと書いていきたいと思います。そんな堅苦しい話にはならない予定ですし、ナマモノ百合とかそういう話をする予定は午前2時現在ないです。書いちゃったら追記しておきます。

(※追記 書きませんでした。)

あと今回の自分語りは認知度がわからない単語が多くなりそうなので、試験的に注釈を導入します。どうでもいい情報しか書いてないので分岐の無いノベルゲームのTIPS並みに読み飛ばしてください。

 

 

 

 

「現実の二次創作」とは

 

そもそも「現実の二次創作」とは何ぞや、という話ですが、そもそもお風呂に入りながら適当に思いついた造語なのであやふやという概念をそのまま形にしたレベルで自分の中でもふんわりしています。

なので便宜上、ナマモノ*1だけではなく、広く現実の人間や行為を元ネタにした行為を今回この記事では指そうと思います。その方が話しやすそうですし、ナマモノはそんなにする予定がないので。知り合いに声優の話とかどうみたいな顔で見られているのはこの際置いておくことにします。Vの者の話も文責にできるわけがない。こっちはちょっと考えてるけど。

具体的にナマモノではなく現実の二次創作である行為については、知り合いを勝手に異世界転生させる物語を考える行為だとか、もう少し真面目な例えをするならMtGのマッチのテキストカバレージ*2なんかもこれに入ると思います。MtGわかる人にはグランプリ静岡2019レガシー決勝戦の覚前さんvs加賀さんの公式カバレージを読んでほしい。あとグランプリシンガポール2015決勝戦の人見さんvsスティーブン・タンさんのも。大久保寛さん*3伊藤敦さん*4の文章をもっと読もう。でも刺さるかは責任を負いません。ただし文句を言うなら向こうじゃなくてこっちに言って。

 

 

 

 

自分語り(現実の二次創作という名の破滅への足取り)

 

 そもそもなぜこんな変なテーマで文章を書こうかと思ったかといえば、それはひとえに自分の悪癖に由来します。そういうわけで今回の自分語りタイムです。読みたくない人は飛ばしてください、って書いてそもそも読みたくない人は最初の目次で飛ばしてるかこの記事開いてないなって思いました。やっぱ深夜にブログ書くのダメだわ。

生来の現実見ない系男子としてバイオレンスや虐めから目を逸らしてきた自分は、中学生という人類上最も些細な事で悪影響を受けやすいと言われる時期にあるゲームに出会います。それが『汝は人狼なりや?*5です。自分が初めて『人狼』をやったのがロールプレイ推奨の、要するにアニメやゲームのキャラクター画像をアイコンとして使ってそのキャラになりきったりなりきらなかったりしてプレイすることを前提としたサーバーで、そこから自分に備わっていた現実との乖離癖が完全に日の目を見ることとなります。

ロールプレイをすることでロールプレイをしている間の自分としていない間の自分が完全に別人のように感じられたり、ロールプレイの選択のせいで掛け値なしに命を救われたり*6といった経験を経て、いつしか自分は「文字を打ってエンター押したらもう別人」みたいなクズ思考を身につけることになります。発言の責任は無限に取るけど書いたのは自分じゃない。任意の整数n重人格かな?

そして悲しいことに当時の自分は、皆が皆そうなっているのだと勘違いしてしまったわけです。自己存在という「ナマモノ」から、インターネット上の「アバター」を即座に隔離できる人間ばかりだと思い込んだ自分は、他人をコンテンツ化していくことに何の抵抗も示さないハイパークズへと進化しました。書いててコイツマジで最悪だなって思います。ぶん殴りたい。

どういうことをしていた(今もしている)かというと、普通にフォロワー×フォロワーとか多分解釈一致さえすれば見られるし、たまにTwitterハッシュタグで流れてくる「リプライしてくれたフォロワーさんのことをオリジナルキャラにして~」みたいなタグはリプライ来ようが来まいが10人ぐらいは考えます。ストーカーだこれ。

一番ひどい時はそのタグで考えた設定でフォロワーモデルのオリキャラ×フォロワーモデルのオリキャラのSSとか考えてました。なんなら書きました。既に0と1に跡形もなく還元されてますが。*7

 

 

 

 

現実の二次創作をする利点と欠点とか

 

ここまで自分語りで自分の汚点を振り返ってきましたが、結論としては死にてえなってなりました。

冗談ではない冗談はさておき、こういったことをして得られたものとか失ったものを考えてみたいと思います。

10分考えて「得たものなんてあるのか?」という結論に達しそうでしたが、それでも強いて言うとすればネタを見つける分野においてと、キャラクターの解像度を下げるという分野においては役に立っているのかもしれません。周囲の存在すべてを二次創作の対象として見ることで、それらを非現実を対象とした二次創作に置き換えることが容易になります。要するに「今日周りでこんなエモいことがあったからこれをこのキャラとこのキャラでやってもらおっと」ってことです。キャラクターの解像度を下げる行為については、いろんな人間をいろんな属性に分けて見ることになるので、キャラクターを属性で区分し、大づかみでなんとなく言動が把握できるようになります。*8もちろんそれだけで創作をするのは自殺行為というか飛んで火にいる夏の虫なのでちゃんと可能な限りの勉強はしますが。口調間違いはとかは読めなくなるって人も多いし。

失ったものとしてはまず間違いなく普通に生きられなくなります。ネタ収集以外の意味で他人をぼーっと眺める頻度はものすごく減ります。あと周囲の信用も失ってます。他人で普通にこういうことを考えるようなやつを信用してはいけないし、自分だったら困惑の目で見ます。実際たまに言われますけど。こんな辺鄙なブログを読んでくださっている読者の方々には「吐き気がする」とツイートしたらけっこうな速度で「ついにつわり?」とリプライされた経験がないと信じたい。

ただ、他人をコンテンツにする、というのはある程度現代を生きるインターネット世代としては経験があり嫌悪感をそこまで抱かないものだと思います。YouTuber・VTuber然り、Twitter芸人然り、知り合いが趣味で配信始めて「マ゛マ゛ーーーーー!!!」って叫ぶ然り。そういう時代において、それらを見て一切ある種の物語を考えるようなことをしない、というのはオタクにとって難しいものだと思います。そうだと言ってほしい。自分の中で何らかの物語を考えたことがないオタクの方がいればごめんなさい。

とにかく、肝要であるのはそういったものを見てなにがしかの物語を思い描いたときに、それを切り分けて隔離するのではなく、きちんとそれを物語のタネとしてアウトプットしてみるなり、そこまで行かないにしても嫌悪感を覚えたり頭ごなしに否定したりしないで一回置いてみる、ということだと思います。そして皆物語を考えてみればいいのです。いいネタがあったら教えてください。文責がそろそろネタを出せって連絡をしてくるんです。

 

 

 

 

おわりに

 

無秩序に書いていたらにわかにどころじゃなく空が明るくなってきたのでこのあたりにします。本当はもっとMtGのテキストカバレージについて書きたかったし(マジックフェスト横浜2019日曜ミシックチャンピオンシップバルセロナ予選決勝戦のマエノソノさんvs齋藤さんとか)、人はどのようにしてカップリング厨へと道を踏み外すのかみたいな回想も入れたかったのですが普通に眠いし余白は短いし誰も読まないの三重苦なのでやめておきます。

とりあえずまた何か思いついたら。

 

 

*1:界隈の言葉で、実在の存在である俳優や役者さん、固有名詞のある生物などを本人役として扱い創作するジャンルのこと。空を飛ばないものだけを指す

*2:いわゆるゲーム譜の一種だが、現在では単調にどのカードがプレイされたかを書くのではなく、プレイヤーの背景紹介や心情の想像描写、ライターの考えなどを交えて一つの物語風に書かれることが多い。多分。

*3:この場合はフリーライターのカードゲームプレイヤーを指す。通称ドブフクロウ。筆者は大久保さんの文章が滅茶苦茶好きなのでブログもパクりみたいな形式になる。

*4:この場合はフリーライターのカードゲームプレイヤーを指す。通称まつがん。論理的かつヤバい飛躍の仕方をしたデッキを組むことで有名で、カードの再評価の原因になったり海外プロにファンがいたりする。文章も滅茶苦茶上手い。

*5:いわゆる『タブラの狼』。村人たちの中に紛れ込み毎晩1人ずつ人間を喰っていく人狼たちと、それを防ぐために毎日夕方に人狼っぽいひとを村人たちの中から選んで処刑する村人たちと、その他なんやかやで構成される正体隠匿型破滅的民主主義ゲーム。

*6:これも全部先輩って奴が悪いんだ

*7:そして最近似たような過ちをプロデューサー界隈の知り合いで繰り返したもよう。

*8:例えば島村卯月というキャラクターは「フィクション的普通」で「努力家」で、という区分から「島村卯月ならどう考えるか」を想定していく感じ。実際はもう少し区分が細かいです。